諏訪市と市社会福祉協議会は十四日、障害者の相談業務を行う諏訪圏域障害者総合支援センター「オアシス」(同市小和田)が、利用者千八百九十五人の個人情報が記録された外付けハードディスク(HD)一台を紛失したと発表した。三月以降に誤って廃棄処分した可能性があるとし、情報が悪用されたとの報告はないという。
市議会全員協議会で明らかにした。紛失したHDには、二〇〇三年十月の開所から今年二月末までの利用者の名前や生年月日、住所、電話番号、障害の程度、相談内容などが記録されていた。データのバックアップに使い、月に一度事務員が作業していた。
縦十二センチ、横八センチ、幅二センチと小型で、普段パソコンラックの引き出しにしまっていた。紛失に気付いたのは今月九日。パソコンラックが不要になり、同二日に茅野市内の福祉施設に譲り渡した後だった。
二月末にバックアップ作業をした記録がパソコンに残っており、作業後にHDをしまい忘れるなどし、事務所内の整理で他の不用品と一緒に処分した可能性があるとしている。
オアシスの岩波豊明所長は「事務員がいつバックアップ作業をしたのか、HDがどこにあるか知らずにいた」と話した。パソコンラックの引き出しには錠もなく、情報管理がずさんだった。
オアシスは、市の指定管理者として社協が運営している。山田勝文市長は「重大な情報を管理している認識の不足と、管理態勢が不十分だったことが原因。利用者には心からおわびする」と陳謝した。
2014年4月15日 中日新聞
市議会全員協議会で明らかにした。紛失したHDには、二〇〇三年十月の開所から今年二月末までの利用者の名前や生年月日、住所、電話番号、障害の程度、相談内容などが記録されていた。データのバックアップに使い、月に一度事務員が作業していた。
縦十二センチ、横八センチ、幅二センチと小型で、普段パソコンラックの引き出しにしまっていた。紛失に気付いたのは今月九日。パソコンラックが不要になり、同二日に茅野市内の福祉施設に譲り渡した後だった。
二月末にバックアップ作業をした記録がパソコンに残っており、作業後にHDをしまい忘れるなどし、事務所内の整理で他の不用品と一緒に処分した可能性があるとしている。
オアシスの岩波豊明所長は「事務員がいつバックアップ作業をしたのか、HDがどこにあるか知らずにいた」と話した。パソコンラックの引き出しには錠もなく、情報管理がずさんだった。
オアシスは、市の指定管理者として社協が運営している。山田勝文市長は「重大な情報を管理している認識の不足と、管理態勢が不十分だったことが原因。利用者には心からおわびする」と陳謝した。
2014年4月15日 中日新聞