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埼玉)熊谷の障害者施設に美術館 「日常を見に来て」

 体が不自由な人が生活する熊谷市内の施設に、著名な画家の絵画を集めた「美術館」がオープンする。障害者施設に本格的な美術館ができるのは全国的にも珍しい。発案したのは自らも障害者の親である施設運営者の男性。「一般の人にも障害者施設に立ち寄ってもらいたい」という強い思いがあった。

 美術館ができるのは熊谷市小島にある障害者支援施設「新光苑」。全国で唯一、脳性まひ障害者を専門とする施設で、毎日暮らす人や通所の人を含め約120人の障害者を受け入れている。美術館は今春増設した建物の廊下を活用して作った。5月から一般公開する予定だ。

 柔らかな自然光が差し込む廊下の壁に並ぶのは油絵や日本画など約130点。日本画の二川和之氏や、浦和中(現・県立浦和高)出身の洋画家・小松崎邦雄氏など国内を代表する画家の作品で、100号の大作もそろう。苑長の西田良次さん(84)は「一般の美術館にも負けない作品だ」と胸を張る。

2014年4月22日03時00分  朝日新聞

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