身体障害者野球の強豪、神戸コスモス(神戸市垂水区)に、中学生になったばかりの12歳の選手が入団した。日本身体障害者野球連盟(同区)によると、21年続く同連盟で史上最年少の選手とみられるという。17、18日に神戸である全国大会でベンチ入りすることが決まっており「チームの将来を担う存在に」と期待が高まる。(田中靖浩)
柳学園中(兵庫県洲本市)1年の小浜素生(こはま・そうき)選手=南あわじ市。生後約3カ月のとき、右手のひらが開かないことに母安代さんが気付いた。はって進むようになっても右足が動かない。原因は不明だが、先天的に、右半身に障害があるのだろうと診断された。
小学1年の冬、兄が入っていた地元の少年野球チーム「三原ジャガーズ」に入団。左投げ左打ちの選手として急速に上達した。小6だった昨年はチームの4番と投手を任され、三原少年野球リーグの最多勝を記録した。
進学の際、中学校のチームに入ることも考えたが、小5のとき練習に参加したことのあるコスモスを選んだ。三原ジャガーズで野手の際、左手にはめたグラブで捕球した後、右脇にグラブを挟んで球を取り出し、送球していた。一方、コスモスでは「球を宙に浮かせてグラブを落とし、つかんで投げた方が動きが早い」と教わった。「やってみたら確かに早かった。よりレベルの高いプレーができるところで野球をしたいと思った」という。
野球に取り組むうちに、ゼロに近かった右手の握力が10キロほどまで向上した。右足の動きも良くなり、塁間を全速力で駆け抜ける。コスモスの岩崎廣司監督は「野球経験は豊かで動きが良い。紅白戦などを見て守備位置を考える」と話す。
全国身体障害者野球大会は17、18日、神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸で。16チームがトーナメント形式で争う。17日午前9時から開会式がある。入場無料。
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あどけなさの残る表情で投球練習に励む小浜素生選手。「将来の夢は医師。そのためにも野球を通じて右腕がもっと動くようになれば」=神戸市西区
2014/5/2 07:00 神戸新聞 ホーム
柳学園中(兵庫県洲本市)1年の小浜素生(こはま・そうき)選手=南あわじ市。生後約3カ月のとき、右手のひらが開かないことに母安代さんが気付いた。はって進むようになっても右足が動かない。原因は不明だが、先天的に、右半身に障害があるのだろうと診断された。
小学1年の冬、兄が入っていた地元の少年野球チーム「三原ジャガーズ」に入団。左投げ左打ちの選手として急速に上達した。小6だった昨年はチームの4番と投手を任され、三原少年野球リーグの最多勝を記録した。
進学の際、中学校のチームに入ることも考えたが、小5のとき練習に参加したことのあるコスモスを選んだ。三原ジャガーズで野手の際、左手にはめたグラブで捕球した後、右脇にグラブを挟んで球を取り出し、送球していた。一方、コスモスでは「球を宙に浮かせてグラブを落とし、つかんで投げた方が動きが早い」と教わった。「やってみたら確かに早かった。よりレベルの高いプレーができるところで野球をしたいと思った」という。
野球に取り組むうちに、ゼロに近かった右手の握力が10キロほどまで向上した。右足の動きも良くなり、塁間を全速力で駆け抜ける。コスモスの岩崎廣司監督は「野球経験は豊かで動きが良い。紅白戦などを見て守備位置を考える」と話す。
全国身体障害者野球大会は17、18日、神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸で。16チームがトーナメント形式で争う。17日午前9時から開会式がある。入場無料。

あどけなさの残る表情で投球練習に励む小浜素生選手。「将来の夢は医師。そのためにも野球を通じて右腕がもっと動くようになれば」=神戸市西区
2014/5/2 07:00 神戸新聞 ホーム