13日に開幕する飯塚国際車いすテニス大会(九州車いすテニス協会主催、西日本新聞社など共催)の第30回大会記念シンポジウムが10日、福岡県飯塚市で開かれた。2020年の東京パラリンピックに向けた課題やスポーツの魅力について、トップアスリートたちが意見を交わした。
会場の飯塚市文化会館「コスモスコモン」には約450人が集まった。スポーツジャーナリストの二宮清純さんは基調講演で、6年後の東京パラリンピックに向け、自発的に行動するボランティア育成など受け入れ態勢づくりを訴えた。
「障がい者スポーツの夢と未来」をテーマにしたパネルディスカッションでは、北京(08年)とロンドン(12年)の両パラリンピックで金メダルを獲得した車いすテニスの国枝慎吾選手ら4人が登壇。国枝選手は「(06年の)プロ転向後、勝ち続けることで競技の認知度が高まってきた。今後もプレーを通して競技の魅力を伝えたい」と語った。
ロンドンのゴールボール金メダリスト浦田理恵選手は「障害者スポーツは職場や周囲の理解が欠かせない。国や企業、地域の支援態勢がさらに整えば、各競技のレベルアップにもつながる」と強調した。
=2014/05/11付 西日本新聞朝刊=
会場の飯塚市文化会館「コスモスコモン」には約450人が集まった。スポーツジャーナリストの二宮清純さんは基調講演で、6年後の東京パラリンピックに向け、自発的に行動するボランティア育成など受け入れ態勢づくりを訴えた。
「障がい者スポーツの夢と未来」をテーマにしたパネルディスカッションでは、北京(08年)とロンドン(12年)の両パラリンピックで金メダルを獲得した車いすテニスの国枝慎吾選手ら4人が登壇。国枝選手は「(06年の)プロ転向後、勝ち続けることで競技の認知度が高まってきた。今後もプレーを通して競技の魅力を伝えたい」と語った。
ロンドンのゴールボール金メダリスト浦田理恵選手は「障害者スポーツは職場や周囲の理解が欠かせない。国や企業、地域の支援態勢がさらに整えば、各競技のレベルアップにもつながる」と強調した。
=2014/05/11付 西日本新聞朝刊=