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Channel: ゴエモンのつぶやき
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Q−ACT:精神障害者の自立支援 北九州で初開設 /福岡

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 重度精神障害者の地域での自立を支援する専門家組織「Q−ACT(キューアクト)北九州」が今春、小倉北区東篠崎に開設された。スタッフが利用希望者の元に出向いて要望を聞き、きめ細かくサポートする。団体名の「ACT」は、包括的地域生活支援を意味する英語の略称で、この理念に基づく組織は北九州市で初めて。

 ACTは1970年代に米国で生まれた考え方。連絡を受けると、看護師など専門家が利用希望者を訪問、多様な観点から各人が望む「自立」へ向け取り組む。日本では10年前に京都市に趣旨に賛同する組織が発足。現在は全国に約20カ所、県内には福岡市の「Q−ACT」など2カ所あるという。

 Q−ACT北九州は市内の精神障害者家族会の要望を受けたQ−ACTが設立。精神保健福祉士をリーダーに看護師3人、作業療法士1人の計5人が、最大50人をめどに関わる。既存の施設に自力で足を運べない重症者を対象とする。体調が安定した後、就職を希望する人には職種の相談に始まり、職場に適応するまで同行するなど粘り強く対応。主治医とは逐次連絡を取る。

 厚生労働省から訪問看護ステーションの指定を受けており、利用料には医療保険が適用される。65歳未満で事務所から車で40分以内に住まいがあるのが主な利用条件。問い合わせは093・383・9237。

〔北九州版〕毎日新聞

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