知的障害者施設で職員から暴行を受け、内臓損傷の大けがをしたとして、入所者の男性(39)と家族が徳島県の社会福祉法人「柏涛会」などに約1億3000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が15日、高松高裁であった。山下寛裁判長は請求を棄却した一審徳島地裁判決を変更し、施設側の責任を認め約370万円の支払いを命じた。
一審判決は、職員の暴行を認めるに足りる証拠はないとしたが、山下裁判長は「当時の宿直担当者が故意に暴行を加えたと推認できる」と判断。けがは自傷行為やドアにぶつかったためなどとする施設側の主張を退けた。
[時事通信社]2014.05.15 16:39
一審判決は、職員の暴行を認めるに足りる証拠はないとしたが、山下裁判長は「当時の宿直担当者が故意に暴行を加えたと推認できる」と判断。けがは自傷行為やドアにぶつかったためなどとする施設側の主張を退けた。
[時事通信社]2014.05.15 16:39