2013年度の県内障害者の就職件数が過去最多となる1526件だったことが、茨城労働局の調査で分かった。前年度比126件(9・0%)増で4年連続の更新だった。就職率は同6・3ポイント増の49・8%。同労働局は「民間企業の法定雇用率が引き上げられ、企業の雇用意欲と障害者の就職意欲が高まった」と分析している。
障害種別の就職件数は精神障害者625件(前年度比97件増)▽身体障害者475件(同57件減)▽知的障害者397件(同85件増)▽そのほか29件(同1件増)だった。精神障害者が身体障害者を上回ったのは統計が確認できる02年度以来初めて。
産業別では医療・福祉が同115件増の320件でもっとも多く、製造業310件(同1件減)、卸売業・小売業282件(同64件増)が続いた。仕事内容別では運搬・清掃・包装などが509件(同76件増)で最も多かった。
民間企業の法定雇用率は13年度、1・8%から2・0%に引き上げられているものの、13年6月1日現在の県内障害者雇用率は全国平均(1・76%)を下回る1・66%にとどまっている。同労働局は障害者の雇用率改善を図るため、未達成企業への訪問指導を行うほか、就職面接会を開催して障害者の雇用を呼び掛ける方針。
毎日新聞 2014年05月17日 地方版
障害種別の就職件数は精神障害者625件(前年度比97件増)▽身体障害者475件(同57件減)▽知的障害者397件(同85件増)▽そのほか29件(同1件増)だった。精神障害者が身体障害者を上回ったのは統計が確認できる02年度以来初めて。
産業別では医療・福祉が同115件増の320件でもっとも多く、製造業310件(同1件減)、卸売業・小売業282件(同64件増)が続いた。仕事内容別では運搬・清掃・包装などが509件(同76件増)で最も多かった。
民間企業の法定雇用率は13年度、1・8%から2・0%に引き上げられているものの、13年6月1日現在の県内障害者雇用率は全国平均(1・76%)を下回る1・66%にとどまっている。同労働局は障害者の雇用率改善を図るため、未達成企業への訪問指導を行うほか、就職面接会を開催して障害者の雇用を呼び掛ける方針。
毎日新聞 2014年05月17日 地方版