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Channel: ゴエモンのつぶやき
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福島の障害者らが製品化、油用ヒマワリの種まき−−笠岡 /岡山

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 東日本大震災で被災した福島県の障害者の就労支援につなげたいと、笠岡市が今秋、食用油の原料になるヒマワリの種を市内の干拓地で収穫し、障害者就労施設の運営にかかわる福島市のNPO法人「シャローム」に届ける。笠岡市内の中高生ら約50人が31日、同市の干拓地にヒマワリの種をまき、「被災地の人に元気になってもらえたら」と願った。

 震災後にシャロームが全国に呼びかけた「ひまわりプロジェクト」の一環で、笠岡市は今年初めて参加した。プロジェクトでは、各地の参加者が食用油の原料になるヒマワリ「春りん蔵」を栽培し、種を収穫。シャロームが種を油に加工し、福島市内の障害者就労施設の利用者が容器にラベルを貼るなどして製品化する。笠岡市の担当者は「プロジェクトは、障害者の仕事を作ることにつながる」と説明する。

 この日は、私立岡山龍谷高校や笠岡市立大島中学校の生徒ら約50人が干拓地約20アールにヒマワリの種約3万粒をまいた。強い日差しの下、参加者は種を一粒一粒、丁寧に地面に埋めた。岡山龍谷高2年の住吉真祐子さん(16)は「福島の人々へ種を届けられるよう、『元気に育って』と願いを込めました」と話していた。ヒマワリは8月に満開を迎え、9月上旬に種を収穫できるという。

毎日新聞 2014年06月01日 地方版

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