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Channel: ゴエモンのつぶやき
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障害者文化祭盛況の開幕

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 佐賀市の市文化会館と県総合体育館で23日に始まった「第12回全国障害者芸術・文化祭さが大会」(愛称=バラエティ・アート・フェスタさが2012)。会場には、障害者による絵画や書、陶芸などの芸術作品が並び、初日から大勢の人でにぎわった。大会は25日まで。

 ◆開会セレモニーなど

 市文化会館では、開会セレモニーが行われ、アイドルグループ・AKB48の片山陽加さんとHKT48の指原莉乃さんが開会を宣言。実行委会長の古川知事が「多くの人が障害者の芸術文化に関心を持つきっかけになることを期待したい」とあいさつした。障害者を招待したライブもあり、両グループのメンバーがヒット曲などを披露した。

 総合体育館の一角には、「AKB48美術部」が描いた絵画などを展示。両グループのメンバーは、作品を飾っているパネルにサインやメッセージを書き込んだ。

 ◆競技体験

 総合体育館では、ロンドンパラリンピックで金メダルに輝いた日本代表女子選手が参加し、ゴールボールの競技体験があった。

 ゴールボールは、1チーム3人で競う球技。目隠しをして、鈴が入ったボールを相手ゴールに転がして攻防を繰り広げる。

 参加者は、攻撃や防御の方法について指導を受けた後、即席のチームを結成して対戦。音を頼りにゴールを守った人もいれば、タイミングを逸して取り損ねる人もいた。県立盲学校教員の豆田淳司さん(38)は「ボールが来る方向は分かったが、距離がつかめなかった。機会があれば学校でも取り入れてみたい」と話した。

 ◆芸術作品の展示会

 市文化会館では、障害者の作家32人の芸術作品を集めた「アール・ブリュット展」が開幕。絵画や陶土の細工、オブジェが並ぶ。唐津くんちをモチーフにした紙粘土人形や、紙とテープで仕上げたアニメの人形などユニークな作品も目を引く。

 総合体育館でも、特別支援学校の生徒らが仕上げた絵や書、木工細工を展示中。パステル画を出品した女性(41)は「たくさんの人に見てもらえてうれしい」と喜んでいた。

 24日午前10時からは、NHK大河ドラマ「平清盛」の題字の作者でダウン症の書家・金澤翔子さんによる書道パフォーマンスが予定されている。

    ◇

 佐賀市文化会館では、障害者と健常者が同時に鑑賞できるように工夫した「バリアフリーさが映画祭」も25日まで開かれている。

(2012年11月24日 読売新聞)

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