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Channel: ゴエモンのつぶやき
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継続の大切さ訴える、三田市で精神障害者の就労に関する講演会

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『精神障害者の「働く」を考える』講演会開催

兵庫県三田市の三田市総合福祉保健センター 多目的ホールで14日、『精神障害者の「働く」を考える』講演会が開催された。支援者として雇用促進に取り組むNPO法人やジョブコーチ、実際に雇用する企業、そして働く当事者である精神障害者がそれぞれの立場から語り、雇用の現状と支援について話し合った。

この講演会は、三田市精神障害者支援センターが主催したもので、講師に大阪精神障害者就労支援センターネットワーク(JSN)新大阪副所長の茂木省太氏、ジョブコーチの久保川良子氏、有限会社奥進システムの代表取締役奥脇学氏、同社社員の中田智之氏が招かれた。

雇用義務づけ決定で増える精神障害者雇用、継続支援が重要

事前参加申し込み不要・入場無料で開催された同講演会には、雇用を検討する企業や関係者など多くの参加者が集まり、講師らの話に熱心に耳を傾けた。

2018年から、障害者手帳をもつ精神障害者の雇用が義務づけられることが決定したこともあり、昨今企業で働く精神障害者は増加している。2013年の厚生労働省の統計では、前年より33.8%増の22,218人を記録した。茂木省太副所長も、就職件数は年々増えていると語ったが、その一方で身体・知的障害者に比べ、仕事を続ける人の増加幅が少なく、企業側の不安が根強いことや、就労継続の支援体制が不十分であることを指摘した。

大阪市中央区にある有限会社奥進システムは、中小企業向けのシステム開発を行っている企業だが、社員7人のうち身体障害者3人、精神障害者2人が働いている。JSNと協力し、「SPIS」という就労定着支援システムを開発しているといい、当事者と職場は病気や症状についてきちんと把握し合うこと、そうすることで働き続ける環境も整うなど、実体験に基づくアドバイスを語った。

三田市精神障害者支援センターは、特定非営利活動法人あすなろが、三田市より業務委託を受けて2010年4月から運営。精神障害者やその家族らを支援し、相談や情報提供活動、講演・研修会などの普及啓発活動を行っている。

2014年6月18日 19:00  障害者雇用インフォメーション

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