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Channel: ゴエモンのつぶやき
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福岡地域の活性化に協力 障害者 PR紙袋作り

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自立支援で新たな挑戦

 高岡市福岡地域をPRするオリジナル紙袋が、知的障害のある十〜二十代の男女によって手作りされている。福岡地域の活性化の願いをこめながら、障害のある若者の自立を手助けする試みとして注目されそう。(沢井秀和)

 製作を委託したのは、JR北陸線福岡駅で観光案内兼売店「お待堂」を営む佐野隆一代表(56)。福岡町が二〇〇五年に高岡市に合併してから十年を迎えるのに合わせて、あらためて福岡を知ってもらおうと思い立った。

 紙袋は縦二十三センチ、横二十二センチ、幅十一センチ。表には、九月に催される名物の「つくりもんまつり」の野菜造形物を題材に、地元のデザイナーがデザインした。裏側は、ミュゼふくおかカメラ館、雅楽の館、菅笠(すげがさ)など地元の名所や名物を地図上で描いた。

 製作は当初、業者への委託も考えたが、地域貢献につながればと思って、交流するNPO法人えいぶるの作業工房(高岡市城東)に依頼した。

 えいぶるでは四月から、五、六人の利用者が、印刷された紙を折って畳み、のりづけする作業をしている。今春に支援学校を卒業した桜井瑞歩さん(18)は「持ち手ののりづけが楽しい」、大浦彰友(あきとも)さん(27)は「真剣にやっています」と笑顔を見せる。

 依頼した佐野さんは「福岡をPRするアイテムがなかった。希望する紙袋をほかの店に無料で提供し、紙袋を広めて、福岡をアピールしていきたい」と意気込む。工房所長の藤川明子さん(48)は「働くことは地域で生きること。利用者の新しいチャレンジになる」と話している。紙袋提供の申し込みは「お待堂」=電0766(64)6001=へ。


紙袋を作る若者ら

2014年6月20日 中日新聞

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