まさに“人馬一体”だ。障がい者と馬をつなぐイベント『第4回サンクスホースデイズ』(デイリースポーツなど後援)が23日、神戸しあわせの村で開催された。イベントには実行副委員長を務める角居勝彦調教師(48)=栗東=をはじめ、JRAジョッキーらも参加。オリンピック代表選手の演技や乗馬体験などが行われ、障がい者乗馬の魅力を伝えた。
見て、触れて、乗って‐。気軽に馬と触れ合う機会を設けたい。そんな角居師の意思から立ち上がったイベントは今回で4回目を迎えた。この日はオリンピックの馬術代表選手やウエスタンの演技、ホースセラピーの説明、トークショー、チャリティショーオークションなどが行われた。
実行副委員長を務める角居師は「私は勝たなきゃいけない馬を一生懸命につくっているけど、勝つ馬ばかりじゃない。今は人間社会も勝たなきゃいけない世の中になっていて…。でも、人間はそんなに急いで勝っていかなきゃいけない生き方を選ばなくてもいい。疲れたときに馬に乗ったり、触ったりしてほしい」と馬の魅力を説明した。
落馬事故で半身不随となったことで障がい者乗馬と出会った、元JRAの調教助手で実行委員長の福留健一氏は「ホッとしました。次回の準備もできていますから、どんどん広がっていけば」と来年の名古屋(2月11日)や大井(日程は未定)での開催に期待を寄せる。
角居師も「みなさんの顔がにこやかだったので魅力が伝わったのかなと思っています。ただ、まだまだ経費がかかる現状。いろんな人脈が広がって次のステップに進めれば」と将来を見据える。理想とする“全国各地でのイベント開催”には当面の課題である資金面などをクリアしなければならない。“馬による癒やし”の活動はまだ始まったばかりだ。
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障害者乗馬を披露する福留さん
デイリースポーツ-2012年11月24日
見て、触れて、乗って‐。気軽に馬と触れ合う機会を設けたい。そんな角居師の意思から立ち上がったイベントは今回で4回目を迎えた。この日はオリンピックの馬術代表選手やウエスタンの演技、ホースセラピーの説明、トークショー、チャリティショーオークションなどが行われた。
実行副委員長を務める角居師は「私は勝たなきゃいけない馬を一生懸命につくっているけど、勝つ馬ばかりじゃない。今は人間社会も勝たなきゃいけない世の中になっていて…。でも、人間はそんなに急いで勝っていかなきゃいけない生き方を選ばなくてもいい。疲れたときに馬に乗ったり、触ったりしてほしい」と馬の魅力を説明した。
落馬事故で半身不随となったことで障がい者乗馬と出会った、元JRAの調教助手で実行委員長の福留健一氏は「ホッとしました。次回の準備もできていますから、どんどん広がっていけば」と来年の名古屋(2月11日)や大井(日程は未定)での開催に期待を寄せる。
角居師も「みなさんの顔がにこやかだったので魅力が伝わったのかなと思っています。ただ、まだまだ経費がかかる現状。いろんな人脈が広がって次のステップに進めれば」と将来を見据える。理想とする“全国各地でのイベント開催”には当面の課題である資金面などをクリアしなければならない。“馬による癒やし”の活動はまだ始まったばかりだ。

障害者乗馬を披露する福留さん
デイリースポーツ-2012年11月24日