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宇都宮市、障害者就労を支援する福祉事業所ガイドを作製、配布

就労事業所の情報不足

現在働く意欲を持って就労の場を探している障害者、また支援学校卒後の進路先を考えている障害児当事者やその保護者の声の中に、就労の場所の情報が得にくい、というものがある。個人で多くの情報を収集することはなかなか難しい。

現場でも情報不足に苦慮

栃木県宇都宮市でも施設名や定員、所在地などの基本情報を記した「事業所・施設等一覧」を作り、それを参考に特別支援学校、相談支援事業所やハローワークなどが障害者や保護者の就労相談に対応していた。

しかし事業所ごとに特色があり、訓練、作業内容や賃金も異なっているなど、相談者が本当に知りたい詳細な情報が不足していたため、相談支援をする側も苦労していた。

詳細な情報を得られるハンドブック作製

同市はその問題を解決すべく、障害者が働く就労系障害福祉サービス施設を選択する上で役立つように、各事業所の詳細な情報をまとめた「就労系障がい福祉サービス事業所ガイドブック」を作製し、関係機関への配布をスタートさせた。

ガイドブックでは、市内にある47の就労移行支援事業所、就労継続支援A型事業所、就労継続支援B型事業所施設を掲載。訓練・作業内容にはシイタケの収穫、販売やトマトのビニールハウス栽培、パンの製造、販売、自動車部品の組み込み、パソコン操作訓練など事業所の傾向がわかるよう細かく記載されている。

また送迎や給食の有無など必要な情報以外にも事業所PR欄があり、馬作業、余暇のドライブや調理実習など、見学に訪れたくなるような楽しい内容も入っている。

同市役所1階の障がい福祉課窓口で無料配布されているほか、市役所公式ウェブサイトの就労系障がい福祉サービス事業所ガイドブックPDFファイルからでも入手できる。


 2014年6月24日 17:00  障害者雇用インフォメーション


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