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障害者と家族の交流の場復活 矢板

 【矢板】障害者やその家族が気軽に立ち寄って会話をしたり趣味に興じたりするフリースペースが7月から、場所を矢板公民館に移して、1年ぶりに復活する。活動場所が確保できず途絶えていたが、自宅に閉じこもりがちな障害者が社会とのつながりを持つ場として意義が大きいと、市地域自立支援協議会ケア部会が市に提案して実現した。復活を待ち望んでいた障害者の親たちからは、喜びとさらなる充実を望む声が上がっている。

 市福祉高齢課によると、フリースペースは同公民館の会議室で7月16日を皮切りに月1回開設する。同部会に参加する社会福祉団体などの担当者や親の会会員ら4人程度が詰める予定。

 1年前までは、本町の市障害児者相談支援センターの一室に自然に人が毎日集まり、会話のほか絵や編み物など趣味を楽しむ空間があった。リラックスした雰囲気で雑談できるため、敷居が高くなりがちな相談窓口とは違い、相談員が課題を把握しやすい利点もあったという。

 フリースペースの開設時間は午後1〜同4時。開催時間内の出入りは自由。障害者やその家族以外の人でも参加可能。参加は無料。事前申し込み不要。問い合わせは市福祉高齢課電話0287・43・1116。

6月28日 朝刊 下野新聞

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