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鳥取)虐待問題で改善報告書 社会福祉法人あすなろ会

 障害者支援施設「松の聖母学園」(鳥取市)で職員2人が利用者の知的障害者を虐待していた問題で、運営している社会福祉法人「あすなろ会」(同、相沢英之理事長)が30日、求められていた改善報告書を県に提出した。

 報告書は、県が2013〜14年を中心に虐待を繰り返していたと指摘した50代の男性副主幹について「利用者から恐れられる存在で、著しい暴言や威圧的行為が、恐怖や心理的外傷を与えていた」と虐待を認定。再発防止策として、コンプライアンス(法令順守)担当の職員を配置する▽虐待防止に関する窓口や連絡体制を整備する▽障害者施設に詳しい専門家を理事に迎える▽利用者の家族へのアンケートを定期的に実施する、などを挙げた。県が虐待と指摘した13件のうち、7件については詳細を確認したが、残る6件については「虐待と判断できる資料が不十分」として十分に確認できなかったとした。

 あすなろ会はこの日、虐待をしていたと確認できた男性副主幹と50代の女性嘱託職員を7月に処分する方針を明らかにした。

2014年7月1日03時00分 朝日新聞

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