障害者施設が手掛けた商品を販売する熊本初のセレクトショップ「UMU(う〜む)」が2日、熊本市中央区南坪井町に開店した。マーケティング会社「調べ考房」(熊本市中央区)が運営を受託し、従来の福祉施策の枠にとらわれず、消費者目線で「売れる商品」にこだわった店舗を目指す。
多くの障害者施設は、パンなどの食品や小物などを作って販売し、売り上げが工賃として障害者に支払われる。しかし、商品の質にばらつきがあり、全国的に売れ行きが伸び悩む施設が多い。工賃を引き上げるにも、商品の質向上が求められている。
そこで熊本市は、販売促進を目指して、マーケティングのプロである「調べ考房」にセレクトショップの事業を委託した。委託期間は12月末まで。その後も同社が運営を継続するという。
UMUは広さ約16平方メートルで、県内外の障害者施設や個人ら16出品者が作った芸術性の高い工芸品や、こだわりの焼き菓子を販売する。店名には「障害の有無に関わらず、みんなで考え、納得する商品を生み出す」という願いを込めた。
地元・熊本の自閉症アーティスト、渡邊義紘氏(24)による切り絵や、落ち葉から作った動物オブジェも販売する。渡邊氏は繊細な作風が人気を集めており、各地で展覧会も開いている。
調べ工房の矢上智世子氏は「障害者施設の商品なら何でも扱うわけでなく、店のコンセプトや選定基準に合うものを厳選し、あくまでビジネスとして成長させたい」と語った。他の障害者施設にもアドバイスしていく方針だ。
営業時間は午前11時〜午後9時。定休日は火曜。問い合わせはUMU((電)096・221・9326)。
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厳選商品を集めた「UMU」の店内で、商品の説明をする矢上智世子氏=熊本市中央区
2014.7.3 02:08 MSN産経ニュース
多くの障害者施設は、パンなどの食品や小物などを作って販売し、売り上げが工賃として障害者に支払われる。しかし、商品の質にばらつきがあり、全国的に売れ行きが伸び悩む施設が多い。工賃を引き上げるにも、商品の質向上が求められている。
そこで熊本市は、販売促進を目指して、マーケティングのプロである「調べ考房」にセレクトショップの事業を委託した。委託期間は12月末まで。その後も同社が運営を継続するという。
UMUは広さ約16平方メートルで、県内外の障害者施設や個人ら16出品者が作った芸術性の高い工芸品や、こだわりの焼き菓子を販売する。店名には「障害の有無に関わらず、みんなで考え、納得する商品を生み出す」という願いを込めた。
地元・熊本の自閉症アーティスト、渡邊義紘氏(24)による切り絵や、落ち葉から作った動物オブジェも販売する。渡邊氏は繊細な作風が人気を集めており、各地で展覧会も開いている。
調べ工房の矢上智世子氏は「障害者施設の商品なら何でも扱うわけでなく、店のコンセプトや選定基準に合うものを厳選し、あくまでビジネスとして成長させたい」と語った。他の障害者施設にもアドバイスしていく方針だ。
営業時間は午前11時〜午後9時。定休日は火曜。問い合わせはUMU((電)096・221・9326)。
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厳選商品を集めた「UMU」の店内で、商品の説明をする矢上智世子氏=熊本市中央区
2014.7.3 02:08 MSN産経ニュース