入り組んだ駅構内の移動もらくらく−−。2020年東京五輪・パラリンピックを見据え、鉄道各社が複雑に乗り入れる大都市のターミナル駅を対象に、障害者や外国人がスムーズに乗り換えられるよう駅の構造やバリアフリー情報をインターネットで提供するサービスが本格化している。
情報を提供しているのは、NPO法人「まちの案内推進ネット」(大阪市中央区)。対象は現時点で札幌、東京、大阪、神戸の4都市16駅で、年内に京都、福岡、来年以降は仙台、横浜、名古屋に拡大していく。
すでに無料サイト「えきペディア」(http://ekipedia.jp/)を開設し、9都市の地下鉄43路線733駅のエスカレーターや障害者用トイレの位置などを紹介していた。だが、複数の路線が乗り入れる駅ではバリアフリーで乗り換えできる経路などが示されておらず、新たにターミナル全体の俯瞰図(ふかんず)を載せ、スマートフォンやタブレットで閲覧しやすいように改良し、英語の表記なども追加した。
俯瞰図は今月14日まで無料で公開し、それ以降は500円以上の寄付で閲覧用のパスワードを配布する。同NPOの岡田光生理事長は「外国人や障害者が大勢訪れる東京五輪・パラリンピックまでには当たり前のサービスになっている必要がある。今後も改良を加えていきたい」と話している。
毎日新聞 2014年07月09日 11時12分
情報を提供しているのは、NPO法人「まちの案内推進ネット」(大阪市中央区)。対象は現時点で札幌、東京、大阪、神戸の4都市16駅で、年内に京都、福岡、来年以降は仙台、横浜、名古屋に拡大していく。
すでに無料サイト「えきペディア」(http://ekipedia.jp/)を開設し、9都市の地下鉄43路線733駅のエスカレーターや障害者用トイレの位置などを紹介していた。だが、複数の路線が乗り入れる駅ではバリアフリーで乗り換えできる経路などが示されておらず、新たにターミナル全体の俯瞰図(ふかんず)を載せ、スマートフォンやタブレットで閲覧しやすいように改良し、英語の表記なども追加した。
俯瞰図は今月14日まで無料で公開し、それ以降は500円以上の寄付で閲覧用のパスワードを配布する。同NPOの岡田光生理事長は「外国人や障害者が大勢訪れる東京五輪・パラリンピックまでには当たり前のサービスになっている必要がある。今後も改良を加えていきたい」と話している。
毎日新聞 2014年07月09日 11時12分