鳥取市の社会福祉法人「あすなろ会」が運営する知的障害者らの支援施設「松の聖母学園」の虐待問題で、県は11日、改善勧告に対する同会の報告内容について、被害者への十分な対応など4点を文書で指導した。
県は、同会の報告にある改善内容を確実に実行する必要がある、と判断。法人に対し、▽役職員の責任を明確にする▽被害者や家族らの理解を得るため、十分に対応する▽法人の業務管理体制整備などを速やかに実施する▽抜き打ちの立ち入り調査などに誠実に対応する――ことを指導した。
一方、県が勧告した虐待の実態把握やサービス改善など、一定程度の対応がされていることを確認、追加の改善措置は取らないという。県は「改善を見届ける一方、行政としても危機感を持ち、今回を契機に障害者サービスの底上げを図りたい」と話した。
2014年07月12日 読売新聞
県は、同会の報告にある改善内容を確実に実行する必要がある、と判断。法人に対し、▽役職員の責任を明確にする▽被害者や家族らの理解を得るため、十分に対応する▽法人の業務管理体制整備などを速やかに実施する▽抜き打ちの立ち入り調査などに誠実に対応する――ことを指導した。
一方、県が勧告した虐待の実態把握やサービス改善など、一定程度の対応がされていることを確認、追加の改善措置は取らないという。県は「改善を見届ける一方、行政としても危機感を持ち、今回を契機に障害者サービスの底上げを図りたい」と話した。
2014年07月12日 読売新聞