Quantcast
Channel: ゴエモンのつぶやき
Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

視覚障害者囲碁で全国V 江別

$
0
0
 【江別】視覚に障害のある人が囲碁の腕を競う全国大会「第15回全国視覚障害者囲碁大会」(11日・大阪府東大阪市)で、市内野幌代々木町の佐保寛志さん(76)が上級者クラスで優勝した。5度目の全国大会挑戦で初の栄冠に輝いた佐保さんは「全国の選手に勝つことができた。段を持てるように腕を上げたい」と喜んでいる。

 佐保さんは白内障を患い、40代半ばで両目の視力を失った。囲碁は大学時代から経験があり、視覚障害囲碁の存在を知人から聞き、2004年から競技を始めた。有段者の指導を受けながら、月3回ほどの練習を重ね、腕を磨いた。

 視覚障害囲碁は、日本視覚障害囲碁普及会(大阪)が普及させている。対局には「九路盤」と呼ばれる通常の十九路盤の4分の1サイズの盤を使用。碁石には白黒が触感で分かるように凹凸があり、打った石が簡単にずれないように磁石が付いている。

 毎年開催される全国大会は、有段者の名人から初級者までの7クラスがあり、出場者は、持っている段(8〜初段)や級(1〜30)によって、出場できるクラスが決まる。佐保さんは現在、上級者クラスに出場できる15級。大会には07年に初出場し、08年を除いて連続出場している佐保さんは、中級クラスでは準優勝の経験がある。

 今回出場した上級者クラスは下から3番目の部門で、全国から10〜80代の16人が出場し、トーナメント方式で競った。佐保さんは3人にいずれも快勝して決勝に進出。決勝でも、先手で守りを固める「トーチカ」という戦術で15目差で大勝した。

 佐保さんは「目に障害があっても囲碁を楽しめることを多くの人に知ってもらいたい」と話している。

北海道新聞-(11/27 16:00)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>