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タンデム自転車楽しむ 視覚障害者向け試乗会

 2人でペダルをこぐ「タンデム自転車」の視覚障害者向け試乗会が西都市の西都原古墳群周辺で行われ、男女6人が健常者とともにサイクリングを楽しんだ。

 タンデム自転車は2012年11月、県内における公道走行が解禁された。ガイドヘルパーが同乗すれば視覚などに障害がある人でもサイクリングを楽しめることから、市などでつくる地域雇用創造協議会が新たな観光メニュー開発の一環として企画した。

 6人はガイドの後ろにまたがり、西都原ガイダンスセンター「このはな館」前を出発。神話の舞台として知られる都萬つま神社や逢初あいそめ川、男狭穂塚おさほづか・女狭穂塚めさほづかなどを巡る約8キロのコースを駆け抜けた。出発前には不安げな表情を浮かべる人もいたが、次第に慣れた様子で軽快にペダルをこいでいた。

 同市右松のマッサージ店経営、冨永武幸さん(67)は「風を切る感じがして、とても気持ちよかった。心地よい汗をかくことができました」と話していた。

 同協議会は参加者の意見を踏まえ、安全なコース設定やガイドの養成などに取り組み、観光プランとして県内外にPRしたいとしている。

2014年07月15日 読売新聞

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