阿南市と地元NPO、バンダナ作製 聴覚障害者と通訳者結ぶ 阿南市とNPO法人つなぐ手たけのこは、大規模災害の発生時に聴覚障害者と手話通訳者に身に付けてもらう「災害援助用バンダナ」を作った。情報が届きにくく、「災害弱者」とされる聴覚障害者が、周囲のサポートを受けやすくするのが狙い。東日本大震災以降、全国的に普及が進んでおり、県内の自治体では初の導入。
バンダナは90センチ四方。聴覚障害者用は黄色の布地に「聞こえません」と表記、手話通訳者用はオレンジ色に「手話できます」と記し、各50枚用意した。
災害時に羽織ったり首に巻いたりすることで、聴覚障害者が周囲の理解と支援を得やすくし、手話通訳者を探す際の目印にもなる。けがをした時の止血や三角巾としても利用できる。
聴覚障害者は防災無線などが聞こえにくく、外見からは障害の有無が分かりづらいため、避難の際に周囲の手助けが遅れる恐れがある。このため、聴覚障害者の福祉向上に取り組む阿南市のつなぐ手たけのこが市に導入を呼び掛けた。
バンダナは、阿南市在住の聴覚障害者と手話通訳者を対象に無料配布している。つなぐ手たけのこの中木としこ副理事長(63)は「バンダナを広めて、南海トラフ巨大地震などに備えたい」と話している。問い合わせは中木さん<電話、ファクス0884(44)3005>。
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【写真説明】聴覚障害者の災害時支援を目指して作ったバンダナ
2014/7/25 09:07 徳島新聞
バンダナは90センチ四方。聴覚障害者用は黄色の布地に「聞こえません」と表記、手話通訳者用はオレンジ色に「手話できます」と記し、各50枚用意した。
災害時に羽織ったり首に巻いたりすることで、聴覚障害者が周囲の理解と支援を得やすくし、手話通訳者を探す際の目印にもなる。けがをした時の止血や三角巾としても利用できる。
聴覚障害者は防災無線などが聞こえにくく、外見からは障害の有無が分かりづらいため、避難の際に周囲の手助けが遅れる恐れがある。このため、聴覚障害者の福祉向上に取り組む阿南市のつなぐ手たけのこが市に導入を呼び掛けた。
バンダナは、阿南市在住の聴覚障害者と手話通訳者を対象に無料配布している。つなぐ手たけのこの中木としこ副理事長(63)は「バンダナを広めて、南海トラフ巨大地震などに備えたい」と話している。問い合わせは中木さん<電話、ファクス0884(44)3005>。

【写真説明】聴覚障害者の災害時支援を目指して作ったバンダナ
2014/7/25 09:07 徳島新聞