東日本大震災で被災した障害者施設を応援する「『わすれない東北』販売会」が8日、川崎市高津区のマルイファミリー溝口地下1階「食遊館」で始まった。県内の障害者施設の職員や利用者が、被災地の施設で作られた製品を販売する。10日まで。
被災地では、障害者が働く福祉施設「社会就労センター(セルプ)」が津波などの被害を受け、報酬を払えなくなる問題が発生。全国組織のNPO「日本セルプセンター」がセルプで生産された食料品や工芸品を買い取り、2012年から2年間、全国で販売会を実施してきた。
しかし、事業は2年で終了し、被災地施設で現状を知った県内の施設関係者らが、独自に販売会を続けることにした。会場探しではマルイ側から、13日まで食遊館で開催する「東北フェア」の一環として協力の申し出があった。
販売会では、岩手県奥州市の「ワークセンターわかくさ」の「黒米ケーキ」をはじめ、福島、宮城、岩手3県16施設の47品目を販売。障害者らが販売員となり「おいしいですよ」と声をかけていた。NPO神奈川セルプセンターの鈴木暢(みつる)会長(47)は「復興支援にもなる。ぜひ足を運んでほしい」と話している。
毎日新聞 2014年08月09日 地方版
被災地では、障害者が働く福祉施設「社会就労センター(セルプ)」が津波などの被害を受け、報酬を払えなくなる問題が発生。全国組織のNPO「日本セルプセンター」がセルプで生産された食料品や工芸品を買い取り、2012年から2年間、全国で販売会を実施してきた。
しかし、事業は2年で終了し、被災地施設で現状を知った県内の施設関係者らが、独自に販売会を続けることにした。会場探しではマルイ側から、13日まで食遊館で開催する「東北フェア」の一環として協力の申し出があった。
販売会では、岩手県奥州市の「ワークセンターわかくさ」の「黒米ケーキ」をはじめ、福島、宮城、岩手3県16施設の47品目を販売。障害者らが販売員となり「おいしいですよ」と声をかけていた。NPO神奈川セルプセンターの鈴木暢(みつる)会長(47)は「復興支援にもなる。ぜひ足を運んでほしい」と話している。
毎日新聞 2014年08月09日 地方版