韓国・仁川で10月に開かれる「アジアパラ競技大会」で視覚障害者柔道女子57キロ級に出場する三輪順子選手(23)=三井住友海上あいおい生命所属、写真。少女マンガ「あわせて1本!」に憧れて小学5年で柔道を始め、高校では山口県代表としてインターハイに出場するほど腕を上げたが、大学に進んだ年、膠原(こうげん)病の一種「成人スティル病」を発症。半年間の闘病後、完治したものの、視力をほぼ失った。
大学では福祉関係の勉強をするつもりだったが、「この先、どうやって生きていけばいいのか不安で」退学。柔道もやめてしまった。が、リハビリをする中で目が見えなくても勉強できるすべを知り、花園大学に再入学。3年生の夏、「やっぱり柔道をしたい」と練習を再開した。
昨秋、全日本視覚障害者柔道大会で優勝し、日本代表としてメダルを目指す。「病気になるまで障害は自分とは無関係と思っていました。今は多くの人に視覚障害者柔道を知ってもらえるよう頑張りたいです」
毎日新聞 2014年08月11日 東京夕刊
大学では福祉関係の勉強をするつもりだったが、「この先、どうやって生きていけばいいのか不安で」退学。柔道もやめてしまった。が、リハビリをする中で目が見えなくても勉強できるすべを知り、花園大学に再入学。3年生の夏、「やっぱり柔道をしたい」と練習を再開した。
昨秋、全日本視覚障害者柔道大会で優勝し、日本代表としてメダルを目指す。「病気になるまで障害は自分とは無関係と思っていました。今は多くの人に視覚障害者柔道を知ってもらえるよう頑張りたいです」
毎日新聞 2014年08月11日 東京夕刊