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職場で障害者虐待29件 賃金不払いや罵倒も、熊本労働局13年度調査

 熊本労働局は、障害者を雇用する県内の11事業所で2013年度に、事業主や上司による暴言や賃金不払いなどの虐待が24人に対して延べ29件あったと発表した。同局は、事業所に改善指導や助言を行った。

 時間外労働に対する割増賃金の不払いや最低賃金を下回る賃金の支払いなどの「経済的虐待」が22件と最も多く、顔を殴ってけがをさせるなどした「身体的虐待」が3件、障害者を罵倒したり障害の特性に配慮しないで強い口調で叱ったりした「心理的虐待」が4件あった。

 虐待を受けた障害者の内訳は、知的障害者が最も多く、身体障害者、精神障害者、発達障害者の例(一部重複)もあった。

 同局は12年10月に施行された障害者虐待防止法に基づき、通報や立ち入り調査で虐待が見つかった事業所について調査。「虐待防止法を周知し、虐待の再発防止の指導をしていきたい」としている。

=2014/08/13付 西日本新聞朝刊=

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