「防災の日」を前に、難病患者や障害者が災害時に必要な備えについて考える研修会「大震災に学ぶ集い」が31日、札幌市中央区の北海道難病センターで開かれた。約50人の参加者は、東日本大震災の被災者や支援者と交流し、防災用品の準備や避難所の下調べの大切さを学んだ。
北海道難病連札幌支部の主催で3回目。札幌管区気象台の担当者が地震のメカニズムを説明したほか、札幌市のNPO法人ホップ障害者地域生活支援センター代表理事の竹田保さん、震災後に福島から札幌に避難した筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の佐川優子さん、福島からの避難者組織の代表を務める宍戸隆子さんが災害時の対応を紹介した。
竹田さんは、同センターが被災地で行っている障害者の移動支援活動を紹介。障害者の避難について「車いすトイレがあるかどうかなど、どの施設に行くのが良いかを事前に考えておく必要がある」と指摘した。佐川さんはスライドを使い、札幌へ避難した時の状況を説明。宍戸さんは「支援者と連絡を取るためにも、携帯電話の非常用バッテリーは用意して」と訴えた。
初めて参加したという札幌市西区の渡部順子(まさこ)さんは「歩行にハンディがあるので、とてもためになった。できるところから準備を始めたい」と話した。
(09/01 16:00) 北海道新聞
北海道難病連札幌支部の主催で3回目。札幌管区気象台の担当者が地震のメカニズムを説明したほか、札幌市のNPO法人ホップ障害者地域生活支援センター代表理事の竹田保さん、震災後に福島から札幌に避難した筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の佐川優子さん、福島からの避難者組織の代表を務める宍戸隆子さんが災害時の対応を紹介した。
竹田さんは、同センターが被災地で行っている障害者の移動支援活動を紹介。障害者の避難について「車いすトイレがあるかどうかなど、どの施設に行くのが良いかを事前に考えておく必要がある」と指摘した。佐川さんはスライドを使い、札幌へ避難した時の状況を説明。宍戸さんは「支援者と連絡を取るためにも、携帯電話の非常用バッテリーは用意して」と訴えた。
初めて参加したという札幌市西区の渡部順子(まさこ)さんは「歩行にハンディがあるので、とてもためになった。できるところから準備を始めたい」と話した。
(09/01 16:00) 北海道新聞