国際障害者ピアノフェスティバルの入賞者らによるチャリティーのコンサートがこのほど小山市文化センターで開かれ、聴覚や手足に障害のあるピアニスト4人が響かせる澄んだ音色に聴衆から大きな拍手が送られた。収益はNPO法人日本障害者ピアノ指導者研究会に寄付される。
昨年ウィーンで開かれた第3回国際障害者ピアノフェス聴覚障害部門金メダリストの小林淳一さん(長野県出身)は、重度難聴のハンディを感じさせない指づかいで「ラ・カンパネラ」などを演奏。手足に障害のある能松七海さん(写真、東京都出身)は車椅子でステージに上がり、自力で椅子に座って「エリーゼのために」を弾いた。市内在住のピアニスト、鈴木卓さんも賛助出演した。 毎日新聞 2014年09月06日 地方版↧