豊岡市で11月に開幕する「第3回世界身体障害者野球大会」(日本身体障害者野球連盟主催)に出場する日本代表チームの結団式が13日、神戸市北区のしあわせの村であった。JAPANのユニホームに袖を通したメンバーは「3連覇を目指す」と意気込んだ。 4年ごとに開かれる大会は「もうひとつのWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」と呼ばれ、県立但馬ドーム(豊岡市)では初めての開催となる。日本、米国、韓国、台湾、プエルトリコの5カ国・地域が世界一を争う。
日本代表チームは、全国の強豪から選出された10〜40代の20人。身体障害者野球の草分け、「神戸コスモス」(神戸市)所属の選手が中心で若さと守備力が重視された。
結団式で、佐々木良樹主将(36)=伊丹市=は「歴代最高のチームを作ろう」とあいさつ。岩崎廣司監督(64)からユニホームを受け取った選手たちは、誇らしげな表情を見せていた。神戸コスモスから初代表入りの宮上親康(ちかやす)さん(46)=明石市=は「子供や孫に自慢できるよう、若手と一緒に新鮮な気持ちで世界一を目指したい」と抱負を語った。チームは2回の県内合宿で連携を深め、11月1、2両日の大会に臨む。
毎日新聞 2014年09月14日 地方版