香川県内の障害者が体力や技術を競う「県障害者スポーツ大会」(同大会実行委主催)が13日、香川県丸亀市金倉町の県立丸亀競技場であり、「君の夢 はばたけ未来」のスローガンのもと、2020年の東京パラリンピックを目指す選手から89歳の高齢者まで約800人が、持てる力を存分に発揮して熱い戦いを繰り広げた。
大会は、障害者がスポーツ競技を通じて心身両面の力を伸ばすとともに、自立と社会参加を促進しようと2000年から毎年開催し、今年で15回目。開会式では県盲学校の和木茉奈海さん(15)と障害福祉サービス事業所「あゆみ園」の植野春由さん(42)が、「日ごろ鍛えた力と技を十分に発揮して競技することを誓います」と力強く宣誓した。
選手たちは、50メートル走や400メートルリレーをはじめ、車いすで障害物をよけながら速さを競う「スラローム」、プラスチック製の円盤を投げて飛距離などを競う「フライングディスク」など計17種目で熱戦を展開。50メートル走などには盲学校の生徒たちも出場。先導者の声や音を頼りにゴールを目指す力いっぱいの走りに、スタンドからは盛んな声援が送られた。
大会は、地元の中学生やボーイスカウト、ガールスカウトなど約400人がボランティアとしてサポート。県内の養護学校や支援学級の子どもらでつくるよさこいグループ「でけでけ隊」や地元中学生のよさこい連「京極発幸舞連」のステージもあり、会場を盛り上げた。
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力いっぱいの走りをみせる選手たち=香川県丸亀市金倉町、県立丸亀競技場
2014/09/14 09:31 四国新聞