身体の不自由な人たちといっしょにマリンスポーツの輪を広げる「海のバリアフリーまつり」が20日、津市河芸町のマリーナ河芸で始まり、市民らがボートや車いすごと乗れるハウスボートなどを楽しんだ。21日まで。
「海の運動会」ではシーカヤックに乗った参加者が玉入れに挑戦。障害があるメンバーも加わるダンスチームが、車いすの動きも踊りに取り入れた「よさこいソーラン」などオリジナルの踊りを披露し、飛び入り参加者も加わり盛り上がった。片手でかじ取りしながら、片手でロープを引き帆の張りを調整できる免許不要の小型ヨットの試乗もあり、娘とともに初挑戦した鈴鹿市石薬師の会社員、川北照彦さん(48)は「思ったより安定し操作も簡単。潮風を全身に感じた」と笑顔をみせた。
まつりはマリンスポーツの普及に取り組む特定非営利活動法人「海の達人」が平成18年から始め9回目。まつり実行委員長の大野木博久さんは「障害があってもマリンスポーツを楽しむ仲間が身近にいたので、より多くの人に知ってもらおうと始めた。参加者の顔ぶれが年々多彩になってきている」と話した。
2014.9.21 07:02 MSN産経ニュース