東京都は、都内に2か所ある障害者専用のスポーツ施設が老朽化しているため2年後から改修工事を行うことを決め、6年後のパラリンピック大会を見据え、トレーニング設備などを拡充することにしています。
東京都内には障害者専用のスポーツ施設が北区と国立市に2か所ありますが、いずれも開設されてからおよそ30年たっていて、壁にひびが入ったり天井が雨漏りしたりと老朽化が進んでいます。このため東京都は、2年後から順次、改修工事を行うことを決めました。
工事は、2つの施設が同時に閉館にならないよう工期をずらして行われ、北区の施設では6年後のパラリンピック大会を見据え、筋力アップなどを図る機器を備えたトレーニング室を拡充することにしています。また、国立市の施設では新たに冷暖房設備を設置し、障害者が季節を問わず快適にスポーツを楽しめる環境を整えることにしています。
東京都は「障害者が利用しやすい施設を整備することが競技力の向上につながる。新たな施設で障害者スポーツの振興を進めたい」としています。
2014年(平成26年)9月23日[火曜日] NHK