障害者雇用を考えるシンポジウム(佐賀青年会議所主催)が17日、佐賀市の諸富文化体育館で開かれた。先進的に取り組むユニクロ、西九リネン(鳥栖市)の経営者らが「会社は社会に生かされて存在しており、障害者雇用は義務」と訴え、働きやすい環境づくりを助言した。
パネル討論には西九リネンの赤石智恵子社長、ユニクロを展開するファーストリテイリング(本社・山口市)の植木俊行総務・ES推進部長らが登壇した。赤石社長は障害者雇用率28・1%を達成するまでの経緯を説明。職場全体が障害について理解する重要性を強調し、本人ができる仕事を見極め、根気強く指導するよう助言した。
ユニクロは、国内店舗の96%で障害者を1人以上採用。植木部長は、障害者が仕事を進める上で有効なサポートを熟知し、店長の相談相手になるジョブコーチの存在が大きいと指摘、「ジョブコーチ制度のおかげで、質の高い仕事をしてもらえている。他の店員が手話教室を自発的に開くなどフォロー精神も高まり、接客の質が全体で向上した」と波及効果にも触れた。
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障害者の雇用促進に向けて意見を交わしたシンポジウム=佐賀市諸富町の諸富文化体育館ハートフル
佐賀新聞-2012年10月18日更新
パネル討論には西九リネンの赤石智恵子社長、ユニクロを展開するファーストリテイリング(本社・山口市)の植木俊行総務・ES推進部長らが登壇した。赤石社長は障害者雇用率28・1%を達成するまでの経緯を説明。職場全体が障害について理解する重要性を強調し、本人ができる仕事を見極め、根気強く指導するよう助言した。
ユニクロは、国内店舗の96%で障害者を1人以上採用。植木部長は、障害者が仕事を進める上で有効なサポートを熟知し、店長の相談相手になるジョブコーチの存在が大きいと指摘、「ジョブコーチ制度のおかげで、質の高い仕事をしてもらえている。他の店員が手話教室を自発的に開くなどフォロー精神も高まり、接客の質が全体で向上した」と波及効果にも触れた。

障害者の雇用促進に向けて意見を交わしたシンポジウム=佐賀市諸富町の諸富文化体育館ハートフル
佐賀新聞-2012年10月18日更新