筑西市の障害者支援施設「ピアしらとり」の入所者が作った「さをり織り」のコースターが、地元酒蔵の日本酒とセットで今月から販売されている。売上金の一部は施設に還元され、障害者たちの自立を支援する。
さをり織りは、これまでの手織りの概念にとらわれず、自由に織れるのが特徴で素材も麻、綿、ウールなど幅広い。コースター作りに取り組むのは、さをり縫製班の二十五人。コースターには、障害者たちの思いが記されたメッセージも添えられている。
協力したのは「来福酒造」(筑西市)と「武勇」(結城市)。今回、地元産酒米を使った特別純米酒の「来福」(七百二十ミリリットル、千六百八十円)と「武勇」(七百二十ミリリットル、二千百円)をそれぞれ新たに製造した。ともにビンの上部にコースターを付けて地元酒店などで販売している。
ピアしらとりでは百二十人の知的障害者が入所し、農業、園芸、食品などの作業班をつくり、社会的な自立を目指し、活動している。さをり縫製班では、バッグやペンケースなどを手掛け、バザーなどに出品しているが販路拡大が大きな課題となっていた。
ピアしらとりの渡辺和成施設長は「コースターはどれも個性のある作品ばかり。活動が広がってくれれば」と期待する。
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コースターの仕上げ作業=結城市で
東京新聞-2012年10月18日
さをり織りは、これまでの手織りの概念にとらわれず、自由に織れるのが特徴で素材も麻、綿、ウールなど幅広い。コースター作りに取り組むのは、さをり縫製班の二十五人。コースターには、障害者たちの思いが記されたメッセージも添えられている。
協力したのは「来福酒造」(筑西市)と「武勇」(結城市)。今回、地元産酒米を使った特別純米酒の「来福」(七百二十ミリリットル、千六百八十円)と「武勇」(七百二十ミリリットル、二千百円)をそれぞれ新たに製造した。ともにビンの上部にコースターを付けて地元酒店などで販売している。
ピアしらとりでは百二十人の知的障害者が入所し、農業、園芸、食品などの作業班をつくり、社会的な自立を目指し、活動している。さをり縫製班では、バッグやペンケースなどを手掛け、バザーなどに出品しているが販路拡大が大きな課題となっていた。
ピアしらとりの渡辺和成施設長は「コースターはどれも個性のある作品ばかり。活動が広がってくれれば」と期待する。
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コースターの仕上げ作業=結城市で
東京新聞-2012年10月18日