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Channel: ゴエモンのつぶやき
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手話通訳、公費負担は認めず 聴覚障害者の訴訟で高松地裁

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 高松市が香川県外に手話通訳の派遣を認めなかったのは不当として、聴覚障害のある同市の会社員、池川洋子さんが市に慰謝料などを求めた訴訟の進行協議が9日、高松地裁であり、最終的に原告弁護団が地裁に求めていた手話通訳の公費負担は認められなかった。4月以降に第1回弁論が開かれる。

 これまでの協議で地裁は、民事訴訟に関する法律に基づき、手話通訳の公費負担は認めない一方で、法律で費用負担の規定のない「要約筆記」での対応を提案していた。

 弁護団は「池川さんの言語はあくまで手話。要約筆記では外国語で裁判を受けることと同じだ」と提案を拒否。手話通訳の費用を訴訟費用に含めた形で裁判に臨むことを決めた。

 進行協議では、傍聴席の手話通訳らの専用席確保や必要な機材の設置を認めるなど障害者に配慮した措置も正式に決定した。

 地裁の提案は調書として記録に残されることから、弁護団は「今後の裁判で提案を生かしたい」とし、池川さんも「当初、障害者への理解がなかった地裁が協議を続けるなかで柔軟な考えを持ってくれるようになった」と評価した。

MSN産経ニュース-2013.1.10 02:12

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