川崎市内などの複数の社会福祉法人でつくる「障害者週間イベント実行委員会」は二十日、国内外で活躍するプロの太鼓グループ「瑞宝太鼓」(長崎県雲仙市)を招いた演奏会を、川崎市麻生区の市民館で開く。
知的障害者職業訓練施設「長崎能力開発センター」のクラブ活動から出発した「瑞宝太鼓」。二〇一〇年には、東京国際和太鼓コンテストで準優勝した実力派だ。
同実行委は毎年、十二月三〜九日の障害者週間に、「障害の有無にかかわりなくともに暮らす地域を」をテーマにイベントを開催している。
一昨年、「瑞宝太鼓」の発足からプロ集団になるまでを追ったドキュメンタリー映画「幸せの太鼓を響かせて」を上映。「生で演奏を見たい」など反響が大きく、演奏会を企画した。
演奏会にはメンバー七人が出演し、八曲を演奏する予定。また、メンバーらと一緒に観客が簡単な曲を演奏する企画もある。
問い合わせは、同実行委=電(948)6495=へ。
東京新聞-2013年1月19日