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出所障害者の支援模索 広島

 刑務所を出所した知的障害者や発達障害者の社会復帰をテーマにしたセミナーが19日、広島市中区の広島県立美術館であった。市民約200人が参加し、支援の在り方を考えた。

 障害者やお年寄りの出所者を支える県地域生活定着支援センター(南区)の酒井珠江センター長が取り組みを報告。出所1年未満の知的障害者の再犯率は全国で約7割なのに対し、センターの支援者は約2割とし、「受け皿を整えれば再犯は減らせる」と強調した。

 京都ノートルダム女子大の藤川洋子教授は、発達障害者の孤立を防ぐため専門家の連携強化の必要性を指摘。フリーライター内田扶喜子さんは「刑事司法の現場で障害者への理解が足りない」と訴えた。セミナーは県が主催した。

中国新聞-'13/1/20

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