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障害者の権利を本で訴え 北区の団体、課題指摘

 京都市北区の障害者団体がこのほど、障害者が暮らしやすい社会の実現を訴える本「いのちの権利はゆずれない」を発行した。違憲訴訟に発展した障害者自立支援法の問題点や、障害者らの声が法律に反映されない現状について3人の専門家が解説している。

 きょうされん京都支部などでつくる「応益負担に反対する実行委員会」が日本社会事業大の佐藤久夫教授、藤原精悟弁護士、立命館大の峰島厚教授を招き、市内で昨年9月に開いたシンポジウムの内容をまとめた。

 佐藤教授は新法制定に向け障害者や有識者が政府に提案した骨格提言を紹介。福祉サービス利用料の応益負担の廃止などを盛り込んだが実現せず、障害があることを自己責任と捉える現行法に異議を唱えている。

 実行委員できょうされん京都支部の粟津浩一支部長(52)は「障害のあるなしにかかわらず生きる権利が尊重される世の中を考えるきっかけになれば」と話す。600円(税別)。64ページ、A5判。実行委TEL075(465)4310。

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障害者自立支援法の問題点などを解説した本「いのちの権利はゆずれない」(京都市上京区)

京都新聞-【 2013年01月19日 10時41分 】

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