初めての国産盲導犬が東京で誕生して今年で五十五年となり、盲導犬育成を手掛ける「アイメイト協会」(練馬区)が記念誌をつくった。第一号のチャンピイに始まり、協会が計千二百組を送り出すまでの歩みを振り返り、障害がある人の社会参加に理解を呼び掛けている。 (小嶋麻友美)
協会の前身の団体を創設した故塩屋賢一さんがシェパードのチャンピイを二年がかりで訓練し、一九五七年、視覚障害者と盲導犬のペア第一号が誕生。今では協会を含め、全国十団体が盲導犬の訓練と障害者への歩行指導を行い、現役のペアは千組以上に上る。
冊子では、チャンピイの使用者だった河相洌(きよし)さんへのインタビューや、四週間にわたる訓練などを紹介。盲導犬を得たことでダイビングを始めたり海外留学するなど、活動の世界を広げた使用者たちの声も取り上げている。
塩屋さんの孫で同協会職員の塩屋未来さん(33)は「盲導犬の役割はあくまで歩行のお手伝い。障害がある人を思いやり、助け合う社会を考えてもらいたい」と話す。希望者には記念誌を無料で配布している。
問い合わせは、アイメイト協会=電03(3920)6162=へ。
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盲導犬と障害者の歩みを振り返る記念誌=千代田区で
東京新聞-2012年10月21日
協会の前身の団体を創設した故塩屋賢一さんがシェパードのチャンピイを二年がかりで訓練し、一九五七年、視覚障害者と盲導犬のペア第一号が誕生。今では協会を含め、全国十団体が盲導犬の訓練と障害者への歩行指導を行い、現役のペアは千組以上に上る。
冊子では、チャンピイの使用者だった河相洌(きよし)さんへのインタビューや、四週間にわたる訓練などを紹介。盲導犬を得たことでダイビングを始めたり海外留学するなど、活動の世界を広げた使用者たちの声も取り上げている。
塩屋さんの孫で同協会職員の塩屋未来さん(33)は「盲導犬の役割はあくまで歩行のお手伝い。障害がある人を思いやり、助け合う社会を考えてもらいたい」と話す。希望者には記念誌を無料で配布している。
問い合わせは、アイメイト協会=電03(3920)6162=へ。
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盲導犬と障害者の歩みを振り返る記念誌=千代田区で
東京新聞-2012年10月21日