障害者を雇用してキノコ栽培を手掛けている島根県益田市の第3セクター「きのこハウス」(益田市虫追町)が経営破綻する恐れがあるとして、市は同社に約600万円を支出して支援する方針を固めた。
2012年度一般会計補正予算案に盛り込み、2月の臨時市議会に提案する。
市によると、同社は、市所有の施設を利用して、主にエリンギを生産。障害者34人が勤務しているが、エリンギの国内価格が下がり続け、昨年度は2094万円の赤字。今年度末に約900万円の資金不足に陥る見込み。
市は、経営破綻すれば障害者の働く場が失われる恐れがあると判断。同社の施設は市の所有物で、同社が指定管理者として利用していることから、「指定管理料」の名目で支払うことにした。ただ、市が経営支援を念頭に企業に対して公金支出するのは異例。
市生活福祉課は「公金支出は障害者が働く場を維持するためにはやむを得ない。製造原価などの見直しを含めて、一層の経営努力も求めていく」としている。(小林隼)
(2013年1月23日 読売新聞)
2012年度一般会計補正予算案に盛り込み、2月の臨時市議会に提案する。
市によると、同社は、市所有の施設を利用して、主にエリンギを生産。障害者34人が勤務しているが、エリンギの国内価格が下がり続け、昨年度は2094万円の赤字。今年度末に約900万円の資金不足に陥る見込み。
市は、経営破綻すれば障害者の働く場が失われる恐れがあると判断。同社の施設は市の所有物で、同社が指定管理者として利用していることから、「指定管理料」の名目で支払うことにした。ただ、市が経営支援を念頭に企業に対して公金支出するのは異例。
市生活福祉課は「公金支出は障害者が働く場を維持するためにはやむを得ない。製造原価などの見直しを含めて、一層の経営努力も求めていく」としている。(小林隼)
(2013年1月23日 読売新聞)