障害のある人が日ごろの趣味や学習活動で制作した作品を展示する「加古川市障がい者(児)作品展」が22日、兵庫県加古川市加古川町寺家町の市総合福祉会館で始まった。市内の725人が、絵画や書、手芸、陶芸、工作など幅広いジャンルの1159点を出品している。
同市障害者福祉事業推進協議会の主催で、33回目。制作を通じて障害がある人の社会参加の意欲を育むとともに、市民の理解を深めることを目的に毎年開いている。
小中学校、特別支援学校、障害者10+ 件施設などから作品が集まった。陵南中学の生徒は、着色した卵の殻をちぎり絵のように貼り付け、ゴッホやフェルメールらの名画を再現したモザイク画を出品。半年以上掛けて仕上げたという。
葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」に取り組んだ1年の男子児童は「難しい絵に挑戦した。細かいところを貼るのが難しかったけれど、よくできた」。ゴッホの「夜のカフェテラス」を再現した1年の女子児童「来年はもっと上手に作りたい」と意欲を見せた。大平博通教諭は「継続して取り組むことで、指先の使い方とともに、高い集中力が養われる」と話す。
27日まで。無料。午前9〜午後4時。加古川市障がい者支援課TEL079・427・9210.
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多彩な作品が並ぶ加古川市障がい者(児)作品展=加古川市加古川町寺家町
神戸新聞-2013/1/23 05:30
同市障害者福祉事業推進協議会の主催で、33回目。制作を通じて障害がある人の社会参加の意欲を育むとともに、市民の理解を深めることを目的に毎年開いている。
小中学校、特別支援学校、障害者10+ 件施設などから作品が集まった。陵南中学の生徒は、着色した卵の殻をちぎり絵のように貼り付け、ゴッホやフェルメールらの名画を再現したモザイク画を出品。半年以上掛けて仕上げたという。
葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」に取り組んだ1年の男子児童は「難しい絵に挑戦した。細かいところを貼るのが難しかったけれど、よくできた」。ゴッホの「夜のカフェテラス」を再現した1年の女子児童「来年はもっと上手に作りたい」と意欲を見せた。大平博通教諭は「継続して取り組むことで、指先の使い方とともに、高い集中力が養われる」と話す。
27日まで。無料。午前9〜午後4時。加古川市障がい者支援課TEL079・427・9210.

多彩な作品が並ぶ加古川市障がい者(児)作品展=加古川市加古川町寺家町
神戸新聞-2013/1/23 05:30