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障害者と企業つなぐ Hepsコンソーシアムがサポート付きオフィスビル開設へ 関大などと提携/大阪

 障害者を雇用する企業と就労する障害者を支援するNPO法人「Hepsコンソーシアム」(大阪市中央区、合田朋弘理事長 http://heps-c.org)が3月中旬、サポート付きの障害者10+件雇用専門オフィスビルを大阪市に開設し、活動を本格スタートさせる。運営側は「雇用する企業と、働きたい障害者をつなぎたい」としている。今月と3月に無料セミナーを開く予定。
 Hepsは、障がい者雇用促進支援サポートの略。ビル名は「Hepsポート南船場」(同区南船場1)。8階建て延べ約700平方メートル。セミナールームや保健室などを備えている。ヘルスケアなどは各種専門機関と連携。また、障害者10+件の就労に関するメンタルケアは、関西大学社会的信頼システム創生センター(STEP)などと提携する。

 また、各種の就業訓練を行う専門機関、団体、企業とタイアップし、雇用企業向けの採用サポートも行う。

 4月には、障害者の一般企業の法定雇用率が0・2%引き上げられ、2・0%になる。しかし現在でも過半数の企業が法定雇用率を守っていない。合田理事長は「ビルの開設で、企業にとって戦力となる障害者雇用の推進、障害者個々の自立サポートを行う条件が整った。新しい雇用スタイルを創造していく」と意欲を見せている。同コンソーシアムでは賛同企業・団体を募っている。

 22日、3月15日に大阪市西区江戸堀1の住友クラブで、STEPの研究者らを講師に「障がい者雇用に関してのセミナー」を開催する。午後1時〜同3時半。参加費無料。問い合わせは事務局(06・6265・8623)。

毎日新聞 2013年02月01日 地方版

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