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インクルーシブ教育を考えるシンポ:「一緒に学び、子は成長」 親たちが体験語る−−豊中 /大阪

 豊中市本町1の市立大池小学校で2日あった「第11回インクルーシブ教育を考えるシンポジウム」(毎日新聞社・豊中市教職員組合主催、同市・市教委・市PTA連合協議会・市人権教育推進委員協議会・市社会福祉協議会など後援)のパネル討論では、親や教師らが体験を語り合った。

 登壇したのは、常磐会学園大学の堀智晴教授(65)▽知的障害のある中学3年生の長男を育てる田村香代美さん▽市障害者自立支援センター管理者の上田哲郎さん(36)▽市立熊野田小学校教員の瀬尾亜希さん。

 田村さんは「同級生に声を掛けられ会話を楽しむ子どもを見て、『子ども同士の関わりで成長する』ことを実感した」と話した。脳性まひがあり、小学3年で養護学校から地域の小学校に転校してきた上田さんは「みんなと一緒にいることで、成功も失敗も体験できた」と振り返った。瀬尾さんは「子ども同士で自然に体得したものが、大人になっても続くと思う」と語った。

 会場で聞いていた羽曳野市の小学校教員、杉谷一義さん(59)は「インクルーシブ教育はどの学校でも実現できるはず。授業や学校のあり方も変えていかなくては」と話した。

毎日新聞 2013年02月03日 地方版

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