和歌山市本町2の「フォルテワジマ」で先月末に開かれた第22回日本障害者スポーツ学会で、毎日文化センター広島の山口一朗館長が、「毎日新聞が報じたパラリンピック記事」と題して発表した。山口館長は毎日新聞記者としてのスポーツ取材の経験などを基に、「障害者のスポーツを広めるには、競技団体がまずローカルニュースとして情報発信する必要がある」と指摘した。
山口館長は、毎日新聞に載った各パラリンピック大会前後約1年2カ月間の関連記事数が、04年アテネ488件▽08年北京658件▽12年ロンドン741件と増えたと紹介。一方、各都道府県の地域面に限ると、同種記事の数は大会ごとに上下することが多く、一因として、障害者10+件のスポーツに興味を持つ記者の転勤があると述べた。
発表後に、会場の座長、大槻洋也・至学館大教授が「障害者スポーツの競技団体は広報体制が弱い」と指摘。山口館長も、競技の認知度を高める第一歩として、大会や競技体験会など開く際、地元記者に事前広報する習慣が必要だと強調した。
毎日新聞 2013年02月09日 地方版
山口館長は、毎日新聞に載った各パラリンピック大会前後約1年2カ月間の関連記事数が、04年アテネ488件▽08年北京658件▽12年ロンドン741件と増えたと紹介。一方、各都道府県の地域面に限ると、同種記事の数は大会ごとに上下することが多く、一因として、障害者10+件のスポーツに興味を持つ記者の転勤があると述べた。
発表後に、会場の座長、大槻洋也・至学館大教授が「障害者スポーツの競技団体は広報体制が弱い」と指摘。山口館長も、競技の認知度を高める第一歩として、大会や競技体験会など開く際、地元記者に事前広報する習慣が必要だと強調した。
毎日新聞 2013年02月09日 地方版