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インフル、入所男性死亡 47人集団感染 千葉市の障害者施設

 千葉市は8日、重症心身障害者用の医療福祉施設「千葉市桜木園」(同市若葉区、柿沼宏明園長)で、入所者や職員ら男女47人がインフルエンザに集団感染し、うち40代の入所者男性が死亡したと発表した。県などによると、県内施設でのインフルエンザ集団感染による死者は今年3人目。県は「まだインフルエンザは県内で猛威を振るっている」として注意を呼び掛けている。

 市によると、同園で1月23日に看護師女性1人の感染が判明。その後、今月7日までに10〜50代の入所者36人と看護師を含む職員11人が発症し、一部からインフルエンザA型が確認された。

 死亡した男性は2日に発熱を発症。5日に意識障害などの重症になったため、市内の病院に運ばれ入院したが、翌6日夜、急性呼吸不全で死亡した。20代と30代の男性2人も一時、呼吸不全で重症になったが、いずれも快方に向かっているという。

 市の白井和夫高齢障害部長は「関係者に心配と迷惑をかけ深くおわびする」と謝罪。同園を運営する市社会福祉事業団の石川俊夫常務理事は「感染拡大を防げずに入所者が死亡したことは残念。入所者を抱きかかえるなど職員と入所者の接触が多く、通常の施設より感染リスクが高い。今回の対応を十分検証して再発防止に努めたい」と話した。同園の入所者らは昨年11〜12月、インフルエンザの予防接種を受けていた。

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集団感染による入所者の死亡について謝罪する千葉市の白井和夫高齢障害部長=8日、千葉市中央区の千葉市役所

FNN-2013年02月09日 10:09

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