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障害者取り巻く問題考える集い、南丹で開催

 障害者の暮らしを考える「まちづくりの集い」が17日、京都府南丹市八木町の府立口丹波勤労者福祉会館で開催された。法制度や雇用などの面で障害者が置かれる厳しい現状とその解決策をめぐり、約70人が理解を深めた。

 丹波地域の障害者やその家族、福祉施設職員らでつくる「口丹波障害児・者の住みよいまちづくりをすすめる会」が毎年実施しており、今回で22回目。

 講演で、障害者の権利擁護に取り組む民谷渉弁護士が「障害者自立支援法の発想に、自己責任論がある」と解説。違憲訴訟を経て国との基本合意に至ったが、4月施行の障害者総合支援法は「自立支援法とあまり変わらない内容だ」と指摘した。

 しかし、民谷弁護士は「3年後の見直し規定がある。声を上げ、制度改正に結びつけるべきだ」と訴えた。続いて、成年後見を理由に障害者の選挙権が剝奪されたり、障害者が突然解雇された例を挙げ、「一つ一つの運動の手を緩めずに続けることだ」と語った。

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多くの参加者を前に、障害者が置かれる厳しい現状について語る民谷渉弁護士(南丹市八木町・府立口丹波勤労者福祉会館)

京都新聞-【 2013年02月18日 10時46分 】

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