スーパー「平和堂」(彦根市)が農業に参入し、関連会社の「サニーリーフ」(同)が同市犬方町に建設した自然光型水耕栽培方式のハウス農場で水菜やレタスなどの栽培を行っている。12〜13日には彦根市周辺の平和堂やアル・プラザの店頭に第1弾の水菜が並ぶという。
太陽光を取り込んだ同ハウスは平屋建てのハウス5棟で、作業場などを含む延べ面積約2997平方メートル。土は使わず、肥料分が入った液体をレーンに流す水耕栽培を導入。ハウス内には30レーン(各長さ28メートル、幅1・8メートル)あり、ネギやレタス、水菜、セロリや菊菜などを栽培する。ハウス内の室温、肥料液の温度や濃度管理を徹底するため、季節や天候による収穫時期や収穫量への影響を抑えられ、価格を保ちながら安定供給ができるという。
年間で水菜は12回、ネギは6回の収穫が見込め、初年度は55トンの葉物野菜を県内の平和堂と関連の計71店舗で販売する。グループ全体で扱う葉物野菜総量の約1%に当たるが、3年以内に売上高5000万円を目指すという。各レーンで異なった葉物野菜の栽培も可能という。
サニーリーフは昨年3月設立。資本金100万円で平和堂の出資は49%。施設建設費は2億円。従業員20人のうち15人は湖東、湖北在住の知的、精神障害者をパート契約で雇用。今後の事業展開に合わせて高齢者や地域からの雇用を拡大する。平和堂の夏原平和社長は「安心、安全で価格も安定した野菜を供給していく。収益を出し、高齢者や障害者の安定雇用に努める」と話す。
毎日新聞 2013年03月07日 地方版
太陽光を取り込んだ同ハウスは平屋建てのハウス5棟で、作業場などを含む延べ面積約2997平方メートル。土は使わず、肥料分が入った液体をレーンに流す水耕栽培を導入。ハウス内には30レーン(各長さ28メートル、幅1・8メートル)あり、ネギやレタス、水菜、セロリや菊菜などを栽培する。ハウス内の室温、肥料液の温度や濃度管理を徹底するため、季節や天候による収穫時期や収穫量への影響を抑えられ、価格を保ちながら安定供給ができるという。
年間で水菜は12回、ネギは6回の収穫が見込め、初年度は55トンの葉物野菜を県内の平和堂と関連の計71店舗で販売する。グループ全体で扱う葉物野菜総量の約1%に当たるが、3年以内に売上高5000万円を目指すという。各レーンで異なった葉物野菜の栽培も可能という。
サニーリーフは昨年3月設立。資本金100万円で平和堂の出資は49%。施設建設費は2億円。従業員20人のうち15人は湖東、湖北在住の知的、精神障害者をパート契約で雇用。今後の事業展開に合わせて高齢者や地域からの雇用を拡大する。平和堂の夏原平和社長は「安心、安全で価格も安定した野菜を供給していく。収益を出し、高齢者や障害者の安定雇用に努める」と話す。
毎日新聞 2013年03月07日 地方版