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法王のコットンネ訪問は「障害者権利協約」違反と人権委に陳情

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障害者界がフランチスコ法王のコットンネ訪問は、 国連障害者権利協約と障害者差別禁止法(以下 障害者差別禁止法)違反だとし、 国家人権委員会に陳情した。

韓国が2009年に批准した国連障害者権利協約と2008年に制定した障害者差別禁止法では、 障害者の同等な社会構成員としての参加などが明示されている。 したがって、大規模障害者収容施設のコットンネを法王が訪問するのは、 これに正面から反するという指摘だ。

「フランチスコ法王のコットンネ訪問に反対するコットンネ居住脱施設障害者の会」と全国障害者差別撤廃連帯は、 8月7日午前11時に国家人権委員会の前で記者会見を行った。

この日の記者会見で想像行動障害と女性マシルのキム・グァンイ代表は、 自己決定権と選択権を明示している障害者差別禁止法の条項を指摘して 「しかしコットンネで暮らす人には自己決定権と選択権はない。 20年経ってもハングルも学べず、ただ食べて寝るばかりだ」と指摘した。

キム代表は「昨日、明洞聖堂での記者会見後にインターネットの記事につけられたコメントに 『道に捨てた障害者を助けたら、腹が膨れてはじけたようだ』という内容があった。 これが障害者に対する社会の視線」とし、 法王がコットンネを訪問すれば障害者への偏見と差別がさらに強まると憂慮した。

障害物のない生活環境市民連帯のペ・ユンホ事務総長は 「施設で暮らしたい人は誰もいないだろう。 それなのになぜ障害者は施設に行かなければならないのか」とし 「法王が人権と弱者との人生を語るのなら、 コットンネではなく光化門駅座込場に来て障害民衆の声を聞かなければならない」と強調した。

ペ事務総長は「韓国天主教会は、 法王のコットンネ訪問を止めなければならない」とし 「法王のコットンネ訪問は施設を正当化し、 障害者の人権を保障するために戦ってきた歴史を後退させる」と叱責した。

コットンネで25年間暮らして出てきたキム・ホンギ氏また 「もし法王がコットンネを訪問すれば、コットンネはさらに大きくなるだろう。 それに反対する」とし 「コットンネで生活する障害者がすべて施設から出て、 地域社会で暮らさなければならない。 施設で暮らしている時はわからなかったが、出てきて分かった」と明らかにした。

人権運動サランバンのミョンスク活動家は 「障害者人権団体とコットンネ施設調査に行った」とし 「障害者のほとんどが装具もなく生活し、寝たきり障害者は1か月に一回も外出できなかった。 その中で人間の尊厳はなかった」と怒りを表わした。

ミョンスク活動家は 「今年は韓国が国連障害者権利協約を批准した後、初めての審議がある年だ。 人権委も報告書を提出したはずだが、その中に韓国の障害者施設についての部分もあるだろう」とし 「したがって人権委はこうした重要な懸案について立場を表明するべきだ。 障害者権利協約と障害者差別禁止法に基づいて、 法王のコットンネ訪問は障害者の人権を後退させるという意見表明ができる。 国家機関の人権委が立場表明をすれば、その声が法王に伝わる」と明らかにした。

全障連のパク・キョンソク常任共同代表は 「果たして人権委は人権の原則と基準によってこの問題を処理しているのか疑わしいが、 それでも人権委にきた。人権委は誠実に答えろ」とし 「法王のコットンネ訪問は障害者をさらに絶望に追いやる行為」と糾弾した。

記者会見後、参加者は法王のコットンネ訪問は、 国連障害者権利協約と障害者差別禁止法に反するという内容の陳情を人権委に提出した。 また、8月6日、明洞聖堂前の記者会見であった南大門警察署の暴力鎮圧についても人権侵害だとして陳情した。

(記事提携=ビーマイナー)レイバーネット日本 2014.08.07 19:01

障害者就労施設 合同で販売会 県庁・県民ホール

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 県内20カ所の障害者就労施設による合同販売会「笑顔deマルシェ」が5日、佐賀県庁1階県民ホールで開かれた。障害者の工賃アップを支援しようと、県が初めて企画。多くの県職員や来庁者でにぎわった。

 県は障害者の収入を改善し、経済的自立を進める狙いで2012年度から3カ年の「工賃向上計画」を策定。本年度目標の月額工賃1万8600円に対し、昨年度実績は1万6876円だった。

 県は随意契約できる県発注の物品や作業について、障害者が働く施設から優先的に調達する方針を定めている。その中で職員の個人消費にも努めるよう呼び掛けていることから、今回の販売会を企画した。

 販売会では有機栽培の野菜や弁当、パン、菓子、手芸雑貨など多彩な商品が並んだ。昼食の弁当を買った県教委教育政策課の福田正宏さん(41)は「どれも心を込めて作られていると感じる。実際に障害者と触れ合えるのもうれしい」と話していた。第2弾も秋ごろに予定しているという。


多くの県職員や来庁者でにぎわった障害者就労施設の合同販売会「笑顔deマルシェ」=佐賀県庁1階県民ホール

2014年08月08日 16時20分 佐賀新聞

エコボール、勝利の力に 障害者が修繕、坂出商が練習に使用 /香川

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 夏の甲子園に県代表として出場する坂出商は、地元の社会福祉法人「楽笑福祉会」(坂出市西庄町、山条真嗣理事長)に通う障害者が再生した「エコボール」を使って、練習に励んできた。1日には同福祉会がエコボール50球と千羽鶴を贈呈し、利用者は「頂点を目指してがんばって」とエールを送る。


 楽笑福祉会は、障害者の就労支援活動の一環として、昨年4月から1球50円からで硬式野球ボールを修繕している。縫い目の糸がほつれるなどして使えなくなったボールを引き取って、汚れを拭き、新しい赤い糸で手縫いする。すべて手作業だ。

 最初の顧客が坂出商だった。事業を知った宮武正義監督が、「子どもたちに道具を大切にする気持ちを養いたい」という思いから依頼してきた。

 そんな縁のあった坂出商が先月、県大会で優勝を決めると、同福祉会の利用者らは涙を流して大喜びし、翌日から千羽鶴を折り始めた。完成した千羽鶴には、ボールの修理で使う赤い糸でつながれた「頂点」の文字が浮かび上がる。

 山上雄大主将(3年)は「使い慣れたボールが生まれ変わるのはうれしい。甲子園でプレーできるのも、こうやって支えてきてくれた人々のおかげです」と感謝していた.

毎日新聞 2014年08月08日 地方版

虐待問題 第三者委最終報告 事業団「解体」含め検討 強度行動障害支援に課題も /千葉

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 県立障害者支援施設「袖ケ浦福祉センター」の虐待問題で、最終報告を7日公表した県の第三者検証委員会(座長=佐藤彰一弁護士)は、将来的に民間団体による経営を促し、現在運営している県社会福祉事業団の「解体」も含めた見直しに言及した。ただ、同センターは支援が難しいとされる強度行動障害を抱える人を多く受け入れた経緯があり、こうした入所者をどうサポートしていくかに関する具体的な提言は乏しく、課題は残された。

 記者会見した佐藤座長によると、今後の施設運営については改革に実効性を持たせるため外部有識者による「進ちょく管理委員会」(仮称)を2017年度まで設けるとした。

 また、県が事業団に運営を委ねる指定管理制度については、佐藤座長は「民間参入が実現しないのは、施設規模が大きすぎるため」と説明。総定員170人を半分程度に縮小し、少人数制のきめ細かい支援が必要とした。

 一方で、第三者委が実施した保護者アンケートでは、センターの「養育園」「更生園」で入所の継続を希望する家族が8割超に上った。背景には、強度行動障害者の在宅支援の難しさや、他施設の定員の不十分さがあるとみられる。仮に事業団が解体し、民間主導に移行する場合は利用者側の不安が広がる可能性もある。取材に対し、県障害福祉課の山田勝土課長は「規模を縮小し、民間移行しても問題ないことを丁寧に説明し、利用者の意向も十分踏まえて対応したい」と述べるにとどまった。

 過去10年間に入所者23人が職員15人から暴力や暴言など日常的虐待を受けていた問題の検証はこれで終了する。佐藤座長から報告書を受け取った森田健作知事は「(虐待問題は)県民の信頼を損ねた。報告書内容を精査し、二度と起きないようにすることが私の責任だ」と述べた。【岡崎大輔】

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 ◇第三者委の最終報告骨子

・障害者支援に関わる者が、(センターの施設で虐待被害が集中したとされる)強度行動障害者の支援を自らのことと受け止め県全体で支援していくべきだ

・県は事業団に虐待体質があることを見抜けず、踏み込んだ指導監督を行わなかった

・集中見直し期間終了時、指定管理制度の運用を見直す。養育園と更生園の一体運営を見直し、分割を図り、民間法人がセンター運営に参入しやすい環境整備を図る

・指導監査において現場支援に精通した民間人材によるチェックを活用する

毎日新聞 2014年08月08日 地方版

障害者のためと自宅を寄付 元高校教諭の遺言で 田川「相談支援センター」開設 /福岡

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 2年前に病気のため66歳で他界した田川市川宮、元高校教諭、福山博子さんが、遺言で自宅を田川地区で障害者のグループホームなどを運営する社会福祉法人つくしの里福祉会(樋口和男理事長)に寄付した。「障害のある人のために役立ててほしい」との遺志に沿ったもので、自宅は障害者の就労支援などの相談に応じる「相談支援センター」として7日、オープンした。

 支援センター管理者の木村良成さん(45)によると、福山さんは旧・県立田川商業高校(現在は閉校)などに勤め、53歳ごろの1999年に脳梗塞(こうそく)で倒れた。左半身にまひが残り、独り身だった福山さんは2002年にバリアフリーの自宅を現在地に新築。職場復帰はかなわなかったが、温厚で趣味の折り紙などを楽しんでいた。

 自宅の寄付は福山さんの田川商時代の教え子が現在、つくしの里の職員として働いていることから、病後に田川商時代の同僚と一緒につくしの里の施設を訪れるうち、後援会やボランティアの活動を通じて寄付を思い付いた。他界後、同僚らの尽力で実現したという。

 自宅は木造平屋(建築面積82・5平方メートル)。車いすが入る広々としたトイレや、玄関にはスロープや手すりなどがそのまま残り、改修工事は庭を車4台分の駐車場にしただけ。

 木村さんは「福山さんは病床で『早く自宅に帰りたい』と言っていたが、その願いもかなわなかった。せめて、遺志をしっかり守り通せるよう、障害者の立場にたったアドバイスをしていきたい」と話している。支援センターはつくしの里の関係者以外も利用でき、職員2人が対応する。問い合わせは支援センター0947・85・8858。

毎日新聞 2014年08月09日 〔筑豊版]

東北の障害者施設、支援販売会始まる−−川崎 /神奈川

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 東日本大震災で被災した障害者施設を応援する「『わすれない東北』販売会」が8日、川崎市高津区のマルイファミリー溝口地下1階「食遊館」で始まった。県内の障害者施設の職員や利用者が、被災地の施設で作られた製品を販売する。10日まで。

 被災地では、障害者が働く福祉施設「社会就労センター(セルプ)」が津波などの被害を受け、報酬を払えなくなる問題が発生。全国組織のNPO「日本セルプセンター」がセルプで生産された食料品や工芸品を買い取り、2012年から2年間、全国で販売会を実施してきた。

 しかし、事業は2年で終了し、被災地施設で現状を知った県内の施設関係者らが、独自に販売会を続けることにした。会場探しではマルイ側から、13日まで食遊館で開催する「東北フェア」の一環として協力の申し出があった。

 販売会では、岩手県奥州市の「ワークセンターわかくさ」の「黒米ケーキ」をはじめ、福島、宮城、岩手3県16施設の47品目を販売。障害者らが販売員となり「おいしいですよ」と声をかけていた。NPO神奈川セルプセンターの鈴木暢(みつる)会長(47)は「復興支援にもなる。ぜひ足を運んでほしい」と話している。

毎日新聞 2014年08月09日 地方版

防災ハンドブック作製 県支援センター、発達障害者・家族向け

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 県発達障がい者総合支援センター・ハナミズキ(小松島市中田町)は、発達障害者と家族ら支援者へ向けた防災ハンドブック(A5判、33ページ)を作った。南海トラフ巨大地震への備えや発生時の対応に役立ててもらう。

 発達障害者に向けた章と、支援者向けの章で構成。

 発達障害者向けには、大地震発生時に起こることや、非常持ち出し袋の準備など災害への備えの大切さを、イラスト付きで分かりやすく説明している。

 支援者向けには、発達障害の特性や支援の例などを記し「指示は具体的に伝える」といった対応を挙げている。

 防災カードのページも付けた。発達障害は見た目で分かりにくいため、災害前から困っているときのサインや落ち着かせる方法などをカードに記しておいてもらう。

 東日本大震災の被災地では、発達障害への理解が不足し支援も不十分だったとされる。その教訓からガイドを作った。

 約6千部発行し、県内の学校や関係機関などに配布。センターのホームページからもデータで入手できる。


【写真説明】発達障害者への災害時の支援策などをまとめた防災ハンドブック

2014/8/9 09:42 徳島新聞

NO−MAで高齢者の作品展、年重ねた力強さ 滋賀

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 高齢者が生み出した作品を集めた企画展「快走老人録II−老ヒテマスマス過激ニナル−」が9日、近江八幡市永原町のボーダレス・アートミュージアムNO−MAで始まった。認知症の母親を介護する日常を切り取った作品や、こけしを集める収集家のコレクションなどが並ぶ。11月24日まで。

 NO−MAは、感性のままの芸術「アール・ブリュット」作品を主に扱う。展示は同館の開館10周年を記念して企画。67歳以上の芸術家ら6人の作品やコレクションを集めた。

 海外の展示会にも出品する折元立身さん(68)は、認知症の母親を被写体にした写真や映像作品を展示。雑然とした部屋に母と折元さんが立つ写真や、2人が顔を寄せ合う写真などがある。

 収集家の白井貞夫さん(82)は、新婚旅行で購入して以来集め続けている全国のこけしのほか、箸袋やタバコの箱など、膨大なコレクションを公開。聴覚障害と軽度の知的障害がある西之原清香さんは、普段過ごす障害者施設での行事や地元の祭りを多彩な絵の具で描いた。

 同館のアートディレクター、はたよしこさんは「年を重ねるからこそ出る表現の執拗(しつよう)さやエネルギーを感じてほしい」と話している。

 開館時間は午前11時〜午後5時。月曜休館。問い合わせはNO−MA(電)0748・36・5018。

2014.8.10 02:33 MSN産経ニュース

売り込め!ご当地キャラ : 鳥取「トリピー」 住みます芸人ほのまるが推薦

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 47都道府県に住み、地元に密着した活動をしている吉本興業の「住みます芸人」が、有名・無名を問わず、各地で“いい味を出している”ご当地キャラを推薦、その魅力を存分に伝えるコラム「売り込め!ご当地キャラ」。最終回の第47回は、鳥取県に住むお笑いコンビ「ほのまる」が、ご当地キャラ「トリピー」の魅力をお伝えします。(毎週日曜更新)

 どうも鳥取県住みます芸人のほのまるです! 今回は鳥取県が誇る大人気キャラクターをご紹介します! その名も「トリピー」! ほらー。名前からして鳥取っぽいでしょー。

 トリピーのモチーフは名前からもわかるように鳥と、あともう一つが鳥取県の名産品なんですけど分かりますか? あの果物です。そうです。二十世紀なしです。鳥取県といえば二十世紀なしですよね〜。そんな二つを掛け合わせている鳥取県を代表するキャラクターのトリピーです。

 そのすごいところは、なんといっても今年で17歳になるところ。17歳ですよ! ここ1、2年で出てきたそのへんのキャラクターとはわけが違います。年季が違うんです! そのお陰で県民で知らない人はいないというぐらいの知名度があり、大人から子供まで大人気です。この取材中もトリピーの周りは常に人だかりでした。僕たちの周りには誰も来ないのに……。

 なぜ今でもそんなにもトリピーが県民から愛されているかというと、いろいろな種類がいるからなんです! ……えー、言い方に語弊がありましたね。正確にいうといろいろなコスチュームがあって、いろいろなことをアピールしてるんです。普段は水兵さんの格好をしているけど、何かイベントがあるとそれ用のコスチュームに着替えます。名前もコスチュームによって花トリピー、げんきトリピー、防災トリピー、エコトリピーなどなど。生まれた種類は数知れず、鳥取県はトリピーであふれています。あふれすぎて鳥取県はもう「トリピー県」と改名してもいいんじゃないかと思うぐらいです!

 今回のこのトリピーは、「あいサポートアートとっとりフェスタ」の衣装を着ていて、名前は「アートリピー」です! このフェスタは、今年の7月12日から鳥取県で行われる「第14回全国障がい者芸術・文化祭とっとり大会」の名前で、障害者の芸術及び文化活動への参加を通じて、障害者の生活を豊かにするとともに、国民の障害への理解と認識を深め、障害の自立と社会参加の推進に寄与することを目的にしている大会です。

 そんな大会が今年は鳥取県で行われるということで、アートリピーが県内外にPRしてるんです。このアートリピー、最大の特徴はなんといっても、あいサポートバッジをしていることです。あいサポートバッジというのは、障害のある方も暮らしやすい社会を実現するためにさまざまな障害を正しく理解し、障害のある方へのちょっとした配慮や手助けができる人「あいサポーター(障害者サポーター)」の証なんです。

 誰かに助けてほしいけど、誰に助けを求めたらいいか分からない。そんな時でもこのバッジをしている人がいたら、気軽に声をかけることができるんです。これをみんながしたら、今よりもっと暮らしやすい社会になりそうですね。より良い社会のために自ら率先して頑張るトリピー! 鳥取県の誇る偉大なキャラクターですね!

 ◇ほのまるのプロフィル

 向井登志彦(鳥取県米子市出身)と岡田康秀(神奈川県出身)のコンビで09年12月に結成。鳥取県の住みます芸人として12年12月から活動している。毎日午後10時からYNN(よしもとネタネットワーク)鳥取チャンネル「こんなばんげになんだいな〜」(http://www.ynn47.jp/tottori/)をユーストリームで生配信中。

2014年08月10日 まんたんウェブ

新座「本多の森お花畑」で福島支援のヒマワリ満開 埼玉

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 新座市総合運動公園の本多の森お花畑で、金色に輝くヒマワリが見頃を迎えた。品種は種子から食用ヒマワリ油が採取できる「春りん蔵」。地元のボランティア団体「新座ひまわりプロジェクト実行委員会」が市などの協力で栽培している。秋には種子を収穫、東日本大震災で被災した福島県のNPO法人「シャローム」に送られ、同県内の障害者や子供たちへの支援に役立てられる。

 「シャローム」は大震災前から、福島県内の農家とともに「春りん蔵」を栽培し、種子でヒマワリ油を精製。収益で障害者を支援してきた。しかし、東京電力福島第1原発事故で土壌汚染問題が発生し、栽培が困難になった。このため、ヒマワリの種を全国の協力者に送って栽培してもらい、できた種子を戻してもらう「シャローム ひまわりプロジェクト」が始まった。

 同実行委は趣旨に賛同した新座市の障害者団体「キャベツの会」やNPO法人「にんじん畑」の有志らが結成。昨年初めて本多の森お花畑の一角で「春りん蔵」を栽培。約7千本のヒマワリを育て、約240キロの種子を収穫。個人で栽培した種子と合わせ、「シャローム」に送った。

 今年も6月3日に会員や市民ボランティア「花達人(かだん)」、公募した市民ら約40人で種まき。育たなかった苗を追い植えし、除草などの管理も続け、ようやく約7千本の「春りん蔵」が見頃を迎えた。


見頃を迎えたヒマワリ「春りん蔵」=新座市の本多の森お花畑

 自身も車いすの障害者である同実行委の奥義美(おく・よしみ)代表(65)は「障害のある人もない人も一体となって活動し、それが少しでも福島の支援につながればうれしい。今年のヒマワリは発芽率が悪くて心配したが、なんとか昨年並みに収穫したい」と話している。

 市観光推進課によると、本多の森お花畑は面積約3千平方メートル。「春りん蔵」は3分の1を占め、今月中旬頃まで見頃。残る3分の2はオレンジがかった花が咲くヒマワリ「サンリッチオレンジ」が中旬頃から開花を始め、今月末頃まで楽しむことができるという。

2014.8.10 02:29 MSN産経ニュース

ハスの花:大輪 障害者が丹精−−町田 /東京

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 町田市下小山田町の「町田市大賀藕絲(おおがぐうし)館」では、障害のある人たちの就労継続支援事業として、ハスの栽培や、ハスを使った製品作りなどに取り組んでいる。

 運営は社会福祉法人「まちだ育成会」。既に盛りは過ぎたが、建物脇に並ぶ100個ほどの大型容器から、元気に伸びたハスが白、赤などの大輪の花を咲かせていた。

 館内では、市の名産品・ハスの実を使ったケーキや、ハスから紡いだ織物なども販売している。


町田市大賀藕絲館の敷地内に咲くハス

毎日新聞 2014年08月10日 地方版

過去最多を記録した「障害者」の就職――「ノーマライゼーション社会」の到来か?

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景気回復と人手不足を背景に、労働市場が活気づいている。厚生労働省によると、6月の有効求人倍率は1.10倍で、1992年6月以来22年ぶりの高水準となっている。新卒の就職状況も回復し、高卒の就職率は98.2%でバブル期並みだという。

そんな状況のなか、障害者の就職状況も順調に上向いているようだ。厚労省によると、2013年度に全国のハローワークを通じて就職した障害者は、7万7883人(前年度比14%増)で、4年連続で過去最高を更新した。また、就職率も45.9%と、4年連続で上昇したという。

このような数字だけを見ていると、誰もが普通に暮らせる「ノーマライゼーション社会」に近づいているようにも思える。障害者の労働問題に取り組む弁護士の目に現状はどう映っているのか、「働く障害者の弁護団」代表をつとめる清水建夫弁護士に聞いた。

●ノーマライゼーション社会に一歩近づいた

「一般労働市場で働く障害者が増えているのは事実です。とてもよい傾向だと思います。障害者向けには、『福祉的就労』という制度がありますが、これは労働ではなく福祉とされているため、働いても月額1万円位の工賃しかもらえません。

これに対して、企業で働く場合には労働法規の適用がありますし、賃金も最低賃金が保障されます。その意味では、ノーマライゼーション社会に一歩近づいていると言えます」

展望は明るいとみて、よいのだろうか。

「いえ、手放しに喜べる状況ではありません。というのも、障害者の雇用は、ほとんどが3カ月や6カ月の有期契約で、非正規雇用が圧倒的に多いからです。

障害のない人よりも、『低い労働条件でがまんさせられている』というのが現状です。ノーマライゼーションが完全に実現したとは到底言えません」

●今の傾向をもっと伸ばしていくべき

「一方で、精神障害者の雇用が急速に増えていることは、大変喜ばしいことです。

もともと『精神障害者』という用語自体、私は差別用語だと思っています。精神障害者と言われている方のほとんどは、生活管理や服薬管理がされていれば、障害のない労働者とほとんど変わりがない働きができます。そのため、採用経験のある企業は、今後も精神障害者を採用したいと前向きです。

これまでは、精神障害者と言われている方で働き盛りの年代の人の70人に1人しか、働けていませんでした。今の傾向をもっと伸ばしていくべきだと思います」

清水弁護士はこのように期待を込めていた。

(弁護士ドットコム トピックス) 2014年08月10日 11時45分

(上)刑務所出所後の“楽園”専用福祉施設の「毎日」…刑務所とは違う役割、暴れても「制圧」しない

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 「刑務所での反省と償いは終わりました。もう二度と犯罪はしません」。元受刑者の50代の男性は、自身が持つ軽度の知的障害をみじんも感じさせず、はきはきと語った。

 昨年6月までの約2年間、スーパーで食品を万引した窃盗罪で服役していた。20代のころにはカッターナイフを持って消費者金融に押し入り、強盗罪で有罪判決を受けている。約30年の空白期間を経た2つの犯行の動機を、男性はいずれも「お金に困ったから」と簡単に説明した。

かりそめの自由

 どんな犯罪者であれ、たとえ再犯を重ねる知的障害者、いわゆる「累犯障害者」であっても、刑期を終えれば社会で自由に生きる権利がある。それでも男性は刑務所職員の勧めを聞き入れ、出所後、自ら福祉施設に保護を求めた。

 国立の入所施設「のぞみの園」(群馬県高崎市)。民間の施設が他の障害者に配慮して受け入れを避ける傾向にある中、園内の自活訓練ホームを累犯障害者の専用としている。他人や社会への信頼感を育て、自立のためのスキルを学ばせる数少ない施設で、モデルケースと位置づけられる。

 入所者に向けられる監視カメラや居室に閉じ込める鍵はない。それでいて、東京ドーム約50個分(約232万平方メートル)の敷地と周囲に広がる山林は、刑務所の塀と同じくらい険しい。

 世間から隔絶された場所で与えられるかりそめの自由。「職員さんは優しいし、楽しく過ごしています」。男性はまるで「楽園」で暮らすかのように穏やかな表情を見せる。

制圧しない職員

 入所者たちの生活は規則正しい。起床は午前6時。自主的にラジオ体操をした後で朝食をとる。午後3時半まで延々と畑仕事を続け、8時半からのミーティングで日記を発表し合う。

 ある入所者の日記には「まじめにがんばります。もっとがんばりたいです。悪い人とつきあうのをやめます」とあったが、職員は冷静に受け止める。「彼らは嘘がうまく、私たちをしょっちゅう裏切る」

 ホームの目的は、あくまで累犯障害者を社会へ戻すこと。刑罰を与えて反省を促し再犯を防ぐ刑務所とは、根本的に役割が異なる。例えば、入所者の反抗やとっぴな行動で身の危険を感じたとき、職員はその場から逃げるというのだ。

 刑務所のように制圧しない理由を、職員はこう明かす。「福祉は受ける側の希望と同意が必要なサービス。手を出すことは契約にないし、出してしまえば福祉でなくなる」

京都の男にも

 累犯障害者の受け入れを最長2年と区切り、定員7人に職員6人がほぼマンツーマンでつく。施設全体が得る国からの交付金は、今年度で19億円。全国の福祉関係者にとっても、のぞみの園は「楽園」だ。

 昭和46年の設立当初から、重度の知的障害者を一生保護するという事業を続け、累犯障害者を受け入れ始めたのは平成20年。独立行政法人になって事業の見直しを迫られてからだ。民間施設で累犯障害者に支援が届きにくいケースがあれば職員を派遣し、福祉関係者らに助言や研修を行う。

 自動車盗の常習累犯窃盗罪に問われながら、重度の知的障害で精神年齢が「4歳7カ月」と鑑定され、平成25年8月に1審京都地裁で無罪とされた京都市内の男(37)=検察側が控訴=に関しても、職員は京都に赴いて福祉関係者に助言した。社会に戻っていた男が今年2月、再び自動車を盗んだとして逮捕された事態を重くみたためだ。

 男は同罪で起訴され、京都地裁で公判中。逮捕まで母親と暮らし、通所施設に通っていた男の今後について、職員は母親から離して入所施設で処遇することが望ましいと伝えた。ただ、その助言が生かされるめどは立っていない。親子が同居を望んでいるという。

 職員は言う。「本人の意思がなければ思い通りの支援はできない。福祉の限界とは言いたくないが、とても難しいケースだ」

 更生した累犯障害者が再び刑務所に送られず生きていく道はあるのか。8月12日に言い渡される男の控訴審判決を前に、福祉の役割を考える。

2014.8.8 07:00 MSN産経ニュース

(中)それでも脱走する累犯障害者の“心理”…20代女性入所者は男部屋に忍び込もうとした

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 「810円持っていて、おなかがペコペコです。スーパーに行ったら何を買いますか?」「うん。たばこ」「たばこ? おなかペコペコなのに?」「うん」

 5月下旬、累犯障害者を受け入れる「のぞみの園」(群馬県高崎市)の自活訓練ホームで、4月に入所したばかりの20代の女性が授業を受けていた。テーマは「お金の正しい使い方」。社会で生きていくための知恵を教わるのだ。

 真剣なまなざしでメモを取る女性には、軽度の知的障害がある。講師からの質問にかみ合う答えを出せない。過去に財布をなくしたなどと嘘をつき、人から金をだまし取る寸借詐欺で3度有罪判決を受けたことは、想像できなかった。

 入所者にとって「楽園」であるはずののぞみの園で、女性は“脱走”を試みた経験がある。「地元に帰りたい」と荷物をまとめて居室の窓から抜け出し、近所を散歩していた住民に見つかって連れ戻された。

 共同生活に慣れ始めると、今度は男性の部屋に忍び込もうとした。かつては家出を繰り返し、出会い系サイトで知り合った男性たちと行動をともにするなど、男性依存の傾向が根深いと職員はみている。

のしかかる責任

 この職員が心配するのは、女性が施設を出た後の暮らしだ。依存心を逆手にとった男たちが月数万円の障害者年金に群がり、女性が無一文になれば、衝動的に再犯に走る可能性は捨てきれない。「知的障害者は犯罪者に狙われやすい。そこから今度は自分が犯罪の泥沼に入り込むこともある」と職員は警戒する。

 だが、犯罪の連鎖を断ち切るためのまっとうな支援が、皮肉にも別の犯罪を引き起こすこともある。

 入所者の50代の男性は、施設内で禁止されていた喫煙が見つかり、夜中に施設を抜け出した。所持金は数百円。約30キロ離れた民家で食べ物をあさっていたところを住人に見つかり、住居侵入と窃盗未遂容疑で逮捕された。

 職員は「彼は根が真面目で気が小さい。たばこを吸ったことが私たちへの裏切りだと思い、居づらくなったのだろう」とかばったが、男性の逮捕は9回目。常習累犯窃盗罪での前科もあり、起訴されれば実刑は確実視された。

 にもかかわらず、検察当局は男性を不起訴処分にした。のぞみの園で支援が十分に得られると見込んだのだ。刑務所よりも再犯防止に役立つと評価されたのぞみの園には、重い責任がのしかかったといえる。

5分の1が再犯

 なぜこうも“脱走”が相次ぐのか。モデルケースともされる「楽園」での自立支援は無力なのか。

 驚くべき数字がある。のぞみの園が累犯障害者を受け入れ始めた平成20年からの6年間の入所者19人のうち、地域社会へ戻ったのは15人。このうち3人は再び罪を犯して刑務所で服役しているというのだ。

 のぞみの園の小林隆裕・社会生活支援課長は「彼らには刑務所に入ることへの不安がない」と自立支援の難しさを語るが、「累犯障害者」(新潮文庫)の著者で元衆院議員の山本譲司氏は別の見方を示した。「社会から隔離された状況に置かれれば、ルールを守る意識が希薄になるのも当然だ」

 山本氏は、累犯障害者の尊厳を大切にすることが重要だと説く。命令されているうちは、犯罪をせずに社会で生き抜く力を自分で身につけようとしないとした上で、こう提言した。

 「今の福祉施設は刑務所と重なる部分がある。累犯障害者から選ばれる福祉に変わることが必要だ」

=続く 2014.8.9 07:00 MSN産経ニュース

(下)刑務所に入れられることへの不安がない累犯障害者、“刑罰”の無力…福祉はどこまで有効?

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 精神年齢が「4歳7カ月」という鑑定結果を理由に、京都地裁が自動車盗を繰り返した男(37)に無罪を言い渡して約1カ月後の平成25年9月。今度は30代の累犯障害者の女性に大阪地裁が執行猶予付きの判決を出した。前科があったため実刑もあり得たが、判決理由には「福祉の援助が期待できる」とある。

 女性は店舗で万引をし、とがめられた保安員にけがをさせたとして窃盗と傷害の罪に問われていた。検察側は控訴せず、判決は確定。女性は勤務先や病院を紹介してもらい、家族とともに平穏な生活を送っているという。

 執行猶予付き判決を求めた弁護側にブレーンとして加わったのが、社会福祉士だった。女性の支援計画を練り上げ、刑事裁判に使える証拠を作ったのだ。

 「のぞみの園」(群馬県高崎市)のように刑務所を出た累犯障害者に特化できる福祉施設の「楽園」は、現実には数少ない。ならば最初から刑務所に入れず、福祉の力を借りながら地域社会で更生させればいいのではないか。「基本的人権の擁護」を使命とする弁護士が、福祉の専門家に着目したのは、自然な流れともいえる。

A4用紙数枚で

 検察当局は累犯障害者を起訴するか不起訴とするかの判断に、社会福祉士の意見を活用する取り組みを始めた。が、先行していたのは弁護士の方だった。

 大阪弁護士会は3年ほど前から「更生支援計画書」と呼ばれる書類を、刑事裁判の証拠として試験的に利用してきた。A4用紙数枚ほどの分量で、累犯障害者が身柄の拘束を解かれた後、定住する場所や利用できる福祉サービス、医療機関などを列記する。生活保護の受給を手伝うことや、長期にわたる支援態勢を詳述することもある。書くのは社会福祉士だ。

 今年6月には、計画書を使う制度を本格実施に移した。全国の弁護士会で初めて社会福祉士会と連携。累犯障害者の刑事弁護を担当する弁護士を、福祉に詳しい弁護士が手助けし、社会福祉士につなぐ。

 手始めに6月4日に開いた研修会には、弁護士約90人が集まった。登録3年目の若手弁護士が、精神障害がある被告の弁護で計画書を使った経験を紹介。「本人の更生に役立つし、何より執行猶予が取れる可能性が高まる。刑事弁護では当然、武器として使うべきだ」と強調した。

検証、報酬なし

 だが、計画書の活用には課題が多い。

 累犯障害者が計画書通りに福祉の支援を受けて更生しているかどうか、法律に基づいて検証する仕組みがない。また、福祉の善意に頼って報酬を出していないため、社会福祉士会からは早くも「財源を担保してもらわないと続かない」と危惧の声が漏れる。

 何より、被害者感情を置き去りにしたまま、罪を犯していない大多数の障害者と同列に扱うだけで、累犯障害者が真の更生を果たせるのかという疑問が残る。福祉側も十分な受け入れ態勢は整っておらず、必ずしも累犯障害者の再犯防止につながるとはいえないのが現状なのだ。

 刑罰を回避するだけの、福祉への「丸投げ」と批判されかねない状況を認識しつつ、計画書の導入を推進した辻川圭乃弁護士は、こう断言した。

 「魔法のように効果が表れるわけではないが、続けるしかない。累犯障害者を刑務所に入れるのは、百害あって一利なしだからだ」

2014.8.10 07:00 MSN産経ニュース

美馬市の特別支援学級、タブレット使い交流学習 意思疎通力向上に期待

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 美馬市の小中学校の特別支援学級で、タブレット端末と専用の通信回線を利用した学校間の交流学習が始まった。教室にいながら他校の支援学級と一緒に学び、仲間を増やすことができるとして、市教育委員会は子どもたちの学習意欲やコミュニケーション力の向上に期待を寄せている。
 
 7月下旬、市内の2小学校の特別支援学級で交流学習があった。両校の児童5人と3人が、教材用の組み立てブロックで西洋の城などの立体模型を制作。教室に2台ずつ置かれたタブレット端末は市の専用回線で結ばれており、端末の内蔵カメラに向かって教室の様子や作品を紹介し、画面の映像を見た感想を伝え合った。

 6年の男児(11)は「一つの教室で一緒に勉強している感じだった。また交流したい」と笑顔を見せた。担任教諭も「新しい友だちにいい模型を見せようと、普段より一生懸命取り組んでいた」と話す。

 タブレット端末は画面を指で触って操作するタッチパネル式のため、障害のある子どもでも扱いやすい。専用の教育支援ソフトも多く、ソフトを使えば読み書きの苦手な児童も学習に集中しやすい効果があるとされる。

 美馬市の特別支援学級で学ぶ知的障害や自閉症、情緒障害を持つ児童・生徒は、小学校が12校24学級52人、中学校が6校12学級26人。1学級平均約2人と少ないが、タブレット端末を使えばより多人数で授業をすることができる。

 タブレット端末は現在、2校5学級に5台ある。市教委は「子どもたちの意思疎通を活発にするのに役立つ」として、今後普及を図る考えだ。


【写真説明】タブレットを使った交流学習で、作った立体模型を見せ合う児童=美馬市内の小学校の特別支援学級

2014/8/11 09:35 徳島新聞

児童クラブや障害児通所支援 横浜市が4機能複合施設を西区に整備へ

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 横浜市が、認可保育所や放課後児童クラブ、障害児通所支援施設が一体となった複合施設を来年4月に西区に開所する。市有地を活用し、公募で選んだNPO法人が施設を整備・運営する。西区こども家庭支援課は「障害児も含め、乳幼児期から学齢期まで切れ目のない子育て支援体制を実現する」と話している。

 複合施設には、(1)認可保育所(定員予定90人)(2)放課後児童クラブ(同30人)(3)児童発達支援(同10人)(4)放課後等デイサービス(同10人)−の4機能を整備。こうした施設を整備するのは政令市で初めてという。

 児童発達支援施設では、さまざまな障害のある未就学児を対象に、日常生活における基本動作の指導や集団生活に適応する訓練などを実施。さらに、学齢期の子どもを対象にした放課後等デイサービスでは、生活能力を身に付けたり、社会との交流を促す活動を行ったりする。

 障害の有無にかかわらず、乳幼児期から学齢期まで同じ施設に通えることで安心感が生まれるメリットが期待できる。同課は「四つの機能が連携・協力し、スタッフのスキルやサービスの向上も期待できる」と強調する。

 すでに実績があるNPO法人「ムーミンの会」(西区、中川節男理事長)が公募で事業者に選ばれた。7月25日、30年間にわたり市有地を利用できる契約を結んだ。

 相鉄線「西横浜駅」から徒歩約3分の立地。8月に着工し、5階建て(延べ床面積約1440平方メートル)の施設を建設する。5階テラスには園庭を設ける。総事業費は約4億2千万円。

 市こども青少年局障害児福祉保健課は「運用や利用状況を見極めながら可能であれば取り組みを広げていきたい」と話している。

【神奈川新聞】 2014.08.11 03:00:00

茨城5会場で障がい者のための就職面接会開催

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今年度前期の開催予定を発表

厚生労働省茨城労働局は、茨城県らと主催する今年度の「障害者就職面接会(前期)」を県内5会場で開催すると発表した。障がい者雇用を検討する事業主らの求人者としての参加、および就労を希望する障がい者の面接参加申し込みを受け付けている。

この面接会は、障がい者就労への理解を深め、みなが豊かに共生できる社会を構築していくこと、障がい者の就労機会を拡大し、社会的・職業的自立を促進するために実施されているもの。今回は鹿嶋、水戸、筑西、土浦、日立の5つの会場で、9月末から10月初旬にかけて開催されることが決定した。

詳細は管轄ハローワークへ問い合わせを

鹿嶋会場の9月24日、神栖市大野原の鹿島セントラルホテルにおける開催を皮切りに、水戸会場が9月25日、水戸市宮町のホテルレイクビュー水戸で、筑西会場が9月26日、結城市国府町の結城市民情報センターで、土浦会場は9月30日、つくば市小野崎のホテルグランド東雲、日立会場は10月6日、日立市十王町伊師の国民宿舎「鵜の岬」にて実施される。開催時間はいずれの会場も13:00〜15:30、受け付けは12:30からを予定する。

参加を希望する場合は、事前に管轄ハローワーク(公共職業安定所)への申し込みが必要となる。詳細問い合わせも、同じく各ハローワークで受け付けている。管轄区域や連絡先など、詳しくは案内資料で確認を。

2014年8月10日 17:00  障害者雇用インフォメーション

ネットワークを構築して障がい者の雇用促進を!(愛知県)

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北名古屋市で9月に推進セミナーを開催
愛知県は、9月5日(金)に北名古屋市健康ドーム(九之坪笹塚1番地)で、「障害者雇用ネットワーク推進セミナー」を開催すると発表した。

地域で障がい者の就労支援を行っている障害者就業・生活支援センターの活動を理解してもらい、企業や事業所と連携しながら障がい者の雇用を促進することを目的としている。

障害者就業・生活支援センターとは、現在愛知県内12カ所に設置されており、愛知県が指定し、国と愛知県から委託を受け社会福祉法人などが運営しています。障がい者の暮らしや仕事、障がい者雇用をお考えの企業に対し、総合的な支援を行っている機関です。(愛知県ホームページより)

企業説明会で求職中の障がい者との意見交換会も

セミナーでは、愛知県内にある障害者就業・生活支援センターの担当者から、障がい者の就職から定着させるまでの支援制度についてや、特別支援学校による教育や訓練の現状についてなどの講演が行われる。

さらに名古屋中公共職業安定所の担当者から「障害者雇用の現状について」の説明や、障がい者の雇用で先進的な取り組みを行っている企業の担当者からの事例報告なども予定されている。

セミナー終了後には、「合同企業説明会〜求職中の障害者との意見交換会〜」も開催され、こちらは自由参加となっている。

定員は50名で先着順

対象は、事業主及び人事労務担当者などで、参加費は無料。募集定員は50名程度で先着順とのこと。

セミナーの詳しい内容、参加申し込みは、リンク先の案内をご覧になるか、愛知県産業労働部労政局就業促進課内にある高齢者・障害者雇用対策グループ(TEL:052-954-6367)まで。

2014年8月11日 11:00  障害者雇用インフォメーション

視覚障害者柔道を知って−−三輪順子選手

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 韓国・仁川で10月に開かれる「アジアパラ競技大会」で視覚障害者柔道女子57キロ級に出場する三輪順子選手(23)=三井住友海上あいおい生命所属、写真。少女マンガ「あわせて1本!」に憧れて小学5年で柔道を始め、高校では山口県代表としてインターハイに出場するほど腕を上げたが、大学に進んだ年、膠原(こうげん)病の一種「成人スティル病」を発症。半年間の闘病後、完治したものの、視力をほぼ失った。

 大学では福祉関係の勉強をするつもりだったが、「この先、どうやって生きていけばいいのか不安で」退学。柔道もやめてしまった。が、リハビリをする中で目が見えなくても勉強できるすべを知り、花園大学に再入学。3年生の夏、「やっぱり柔道をしたい」と練習を再開した。

 昨秋、全日本視覚障害者柔道大会で優勝し、日本代表としてメダルを目指す。「病気になるまで障害は自分とは無関係と思っていました。今は多くの人に視覚障害者柔道を知ってもらえるよう頑張りたいです」

毎日新聞 2014年08月11日 東京夕刊
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