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県身障者福祉協会、障害ある人の結婚応援

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 障害のある人の恋愛・結婚を支援する県身体障害者福祉協会の相談事業が開始から35年たち、九州内で大分県のみで続いている。年に1、2組が結婚に結び付いているという。かつて他県も同様な取り組みはあったが、成果が上がらないなどの理由で休・廃止されている。「人を好きになる気持ちに障害の有無は関係ない」と同協会。交流会や個別相談などを通じて対象者の背中を押している。
 結婚支援は、県の委託事業。1981年に始まった。現在、身体、知的、精神の障害種別にかかわらず20代から70代の約250人が会員登録する。月に1度、大分市の県総合社会福祉会館で交流会「ふれあい教室」を開き、調理実習やカラオケなどのレクリエーションを楽しんでいる。
 好みの人が見つかれば会話の機会を設け、対面・電話でそれぞれの恋愛に関する悩みなどに相談員が応じている。
 「障害のある人の結婚は、病気や経済的な見通し、家族の説得など総合的、継続的にサポートする必要がある」と同協会の平川一夫事務局長(69)。一つずつ課題に向き合い、交際から成婚までに2~3年かかるケースもある。コミュニケーションを取るのが苦手な人には、具体的な連絡方法や気持ちの伝え方などをアドバイスしているという。
 同協会によると、ふれあい教室には、毎回50人ほど参加しているが、3分の2は男性。女性の参加者を増やそうと、昨年からは、教室の開催日に合わせて手芸など女性が好む講座を開き、教室に足を向けるきっかけをつくっている。
 平川事務局長は「相談できる場所が少なく、真剣に結婚を考える人たちからのニーズを感じる。認知度がまだ低いので、まずは多くの人に知ってほしい」と話している。問い合わせは、同協会(TEL097・551・9775)へ。

4月に開催した「ふれあい教室」では、会員が昼食を持って公園を散策した(県身体障害者福祉協会提供)

4月に開催した「ふれあい教室」では、会員が昼食を持って公園を散策した

 ※この記事は、5月9日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。


水害・土砂災害おきたら 福祉施設利用者どう守る

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水害や土砂災害が発生したときに、現場近くの福祉施設などの利用者をどうやって守ればいいのでしょうか。

 去年、岩手県のグループホームで9人が亡くなった水害の反省を踏まえ、県内で、初めて大規模な説明会が行われました。

 この説明会は、国交省と県、富山地方気象台が合同で開いたもので、県内の老人福祉施設や障害者支援施設、医療機関や学校などの関係者およそ70人が参加しました。

 こうした説明会が開かれた背景には、去年8月に岩手県のグループホームで利用者9人が水害の犠牲になったことがあります。

 台風10号の影響で岩手県の小本川が氾濫。

 このとき、川のそばのグループホームには利用者の避難計画やマニュアルなどもなく、利用者を適切に避難させられなかったのです。

 9日は、国交省・北陸地方整備局の佐々木水災害対策専門官が、避難確保計画を作るうえで注意すべきことを説明しました。

 佐々木専門官は、「夜間や休日に従業員の数が少なくなることが重要だ」と強調し、少人数でも利用者を避難させられるよう従業員一人一人が自分の役割をしっかり理解しておくことの大切さを訴えました。

 また、近くにある河川の状況を把握する手段として、テレビのリモコンのボタンやスマホのGPS機能を使うことなどで「川の防災情報」や「雨の情報」を簡単に見られることを説明しました。

2017年05月09日   チューリップテレビ公式サイト

生活保護、2カ月連続減=厚労省

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 厚生労働省は10日、2月に生活保護を受給した世帯が前月より516少ない163万8944世帯となり、2カ月連続で減少したと発表した。景気回復に伴う雇用環境の改善などが要因とみられる。
 受給世帯(一時的な保護停止中を除く)の内訳は、高齢者が83万9073世帯と全体の51.4%を占めた。このうち単身は、約9割に当たる76万1670世帯。高齢者を除く世帯は、傷病者・障害者が42万9876世帯、母子が9万9229世帯、失業者を含む「その他」が26万2679世帯だった。 

(2017/05/10-11:33) 時事ドットコムニュース

障害者の就労支援NPOがフルーツトマトで「高知ラスク」など

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 障害者の就労を支援する高知市のNPO法人「まあるい心ちゃれんじどの応援団」(杉野修理事長)が高知県産トマトを使ったラスクなど2商品を開発し、ゴールデンウイーク期間中の2日間、高知県南国市の高知龍馬空港で試食販売を行った。

 ワインに合う味を目指した「高知ラスク」は高知県産フルーツトマトを生地に練り込み、乾燥トマトのパウダーをかけて香ばしく焼いた。「高知ポモドーリ・セッキ(ドライトマト)」と合わせ、横浜市でイタリア料理店を開く佐藤護シェフがレシピを監修した。

 販売担当の浜口理人(みちひと)さん(27)らが空港ビル2階の店頭で「新発売です」と声を掛け、観光客らは「トマトの味が濃いね」「新しい味」などと試食していた。

 まあるい心ちゃれんじどの応援団は障害者が防災を学ぶ拠点づくりを計画しており、売り上げの一部を充てるという。

 高知ラスクは4枚入り450円、8枚入り890円、高知ポモドーリセッキ(20グラム)は500円=いずれも税別。高知龍馬空港や高知市のアンテナショップ「てんこす」、南国市の西島園芸団地で販売している。問い合わせはまあるい心ちゃれんじどの応援団(088・855・4141)へ。

新商品の高知ラスクとドライトマト(高知県南国市の高知龍馬空港)

新商品の高知ラスクとドライトマト   2017.05.10    47NEWS

障害の困り事、相談寄せて 松阪に外国人支援センター

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 外国人から障害に関する相談を受ける外国人障害者支援センターが四月、松阪市稲木町の障害者支援施設「こいしろの里」に開設された。ブラジルやフィリピンの公用語、ポルトガル語やタガログ語に堪能な職員が通訳し電話や来所で相談に応じるだけでなく、申請書類の翻訳や関係機関へ同行しての通訳も担う。日本知的障害者福祉協会(東京)によると、全国的にも珍しい試みという。

 「どんな福祉制度が利用できるか」「知人が引っ越してくるが、耳の不自由な子どもがいる。通える学校はどこか」。一カ月で県内外のブラジル人から三件の相談があった。電話相談では、ポルトガル語の話せる職員がいったん内容を聞き取り、電話をかけ直して伊藤義信・副施設長(43)の返答を訳して伝えた。

 施設には、数年前からブラジル、フィリピン人から、知的障害者用の障害者手帳の取得方法や、親が働いている間に障害のある子どもを預かる施設について問い合わせがあった。施設を運営する社会福祉法人の李在一(リジェイル)理事長が「障害者に関する制度は日本人でも分かりづらい。何とかしなければ」と考えていたところ、昨年十一月、今年二月と相次いでポルトガル語やタガログ語が話せる女性を職員に採用でき、支援センター開設が決まった。

 県内在住のブラジル人は昨年末現在で一万一千五百人と国別で最も多い。フィリピン人は六千百人と三番目に多く、施設のある松阪市に県内市町最多の二千二百人が住む。

 李理事長は「どこに助けを求めたらいいか分からず困っている人は多いはず。どんなことでも相談に乗りたい」と話し、県内の市役所などにポルトガル語のちらしを配り利用を促す。タガログ語のちらしも計画する。

 相談の受け付けは平日午前八時半~午後五時半。通訳は無料だが、職員が松阪市外の関係機関に同行した場合、交通費は利用者負担。

 (問)支援センター=0598(28)4835

ちらしを手に支援センターの利用を呼び掛ける通訳の女性職員

2017年5月10日   中日新聞

障害者を一流ショコラティエに!

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百貨店で人気のチョコレート専門店「久遠チョコレート」。実は、このチョコレートを作っているのは様々な障害がある人たちです。久遠チョコレートを運営する夏目浩次さんは、障害者の低所得の問題を解決したいと、この事業を立ち上げました。多くの障害者は「就労支援」として、事業所などで作業を行っていますが、1ヵ月の収入は全国平均で1万5,000円ほど。しかし、夏目さんが運営する久遠チョコレートの店舗では、障害者の平均月収は15万円。正社員として直接雇用しています。夏目さんは、チョコレート作りは障害者に向いていると言います。パン作りなどに比べ、短時間で売値が高いものを作ることできる上、1つの作業を覚えれば、チョコの種類や具材を変えて、様々なバリエーションを作れる仕組みも生み出しました。こうしたノウハウを活用し、障害のある子供を持つ母親たちが働ける店舗もできています。

5月9日(火)   テレビ東京

制度化だけでは解決しない 企業が精神障害者を雇用する難しさとは

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 これまでクローズアップされてこなかった"精神障害者と就労"に注目が集まっている。

  そもそも精神障害とはどのようなものなのか。厚生労働省によると、精神障害者とはなんらかの精神疾患により長期にわたり日常生活や社会生活への制約がある人のことだ。全国に400万人がおり、政府は症状の重さによって1級から3級まで三段階に分けて支援を行なっている。厚生労働省が支援する精神障害は、幻覚や妄想という症状が特徴的な統合失調症、うつ病など感情のコントロールが難しくなる気分障害、さらに、てんかん、アルコール依存症、高次脳機能障害などの7つ。

 厚生労働省が去年発表した資料によると、全国の民間企業で働く障害者数は約47万人で、そのうち精神障害者の数は約4万人あまり。仕事を見つけられなかったり、見つけても長続きしなかったりと、働くことが難しいというのだ。

  こうした状況を改善するため、来年4月から新しい制度が始まることになった。

  これまで、従業員が50人以上の企業では、「法定雇用率」として、従業員に占める障害者の割合を2%以上にすることが義務付けられており、未達成の場合は一人分5万円が徴収されてきた。今回、障害者雇用促進法の改正により、その対象は身体障害者と知的障害者に加え、精神障害者も含まれることになったのだ。

 しかし、制度化するだけでは、問題は簡単には解決しない。

  「商品が売れてる時がすごく充実感を感じます」と語るのは、板倉信也さん(39)。板倉さんは29歳の時、体調に異変が起き、統合失調症だと診断された。

  「仕事をしていてよく注意をされることがあるんですけど、そういう時は家に帰ってから眠れなかったり、不安になってしまったり、動悸とかも起きてしまって睡眠不足になりますね」。

  しかし2年前、現在務めている企業が精神障害者をサポートしていることを知り、面接を受けたという。

 「ちょうど自分の体調も良くなってきたと気付いたので、すぐに入社しました。会社は『障害者雇用の方にはあまり作業指示などを出さないでください』という方針ですので、すごくやりやすいです」と、職場環境に満足していると話した。

  板倉さんを採用した、まいばすけっと株式会社人事総務部の横山純也氏は「他の人と変わらないなって思ったのが正直な感想です。一旦休憩をとって回復するんだったら休憩をとって、ちょっと厳しそうって言うんだったら『じゃあ帰ってください』ってそのまま帰ってもらってます。そういう時はお店の従業員の人に一言言って協力してもらってるのでそんなに困ってないですね」と話す。

  自身もうつ病を経験した過去があり、精神障害者の悩み相談などを受ける「メンヘラ.JP」編集長の小山晃弘氏も、精神障害と社会の関わりの難しさについて、「障害が目に見えない」ということを挙げる。小山さんは、乙武洋匡さんの「障害者だけれども健常者と同じに見て欲しい」という言葉を引いて「これは素晴らしい言葉だが、精神障害者にとっては、同じに見られることがむしろハードルになってしまう」と話す。

  小山さんは、自身が編集長を務めるサイト「メンヘラ.JP」を精神障害者のライターたちと一緒に運営している。「僕も含め皆さん体調に波があるし、難しい。一緒に働く上ではいろんな壁があると思う」。

 板倉さん、小山さんが語るように、"波"があるもの、先天的なものや後天的で治癒するケースもあるものなど、精神障害の症状は人それぞれ異なっている。

 小山さんは「"障害"という言葉はパワーワード。診断を受け、"障害者になる"ということを気にされる方もかなりの数いる。でも全国に400万人いる。クラスに1人程度のことでそんなに特殊なものでもないし、誰でもなりうるもの。そんなに重く捉えないでほしい」と話し、患者本人、職場や学校、社会それぞれが精神障害について理解し、受け入れようとする姿勢が重要だと訴える。

 「福祉の問題のはずが、企業に雇用を押し付ける形になってしまうことにならないか?」という意見に対して小山氏は、精神疾患や精神障害によって学校や会社に行けなくなってしまい、孤立するという問題があることを挙げ、「働くというのは人間にとって大事なこと」と反論。「社会と繋がっている、社会に必要とされている、社会の中で生きていくという実感をもつには、やはり働くという形が大事。福祉としてお金を出されても幸せになる人は多くないと思う。企業にも社会的な責任がある」とした。

 それでも小山さんは障害者雇用促進法という制度化に関して「一つの進歩、ステップだと思う」と話す。精神障害者にとってはこれまでハードルが高かった就活問題も、この制度化により和らぐ可能性があるからだ。

 その一方、「企業、政府の側が"助けてあげる"という、親子のような関係ではうまくいかない。精神障害者の側も社会に溶け込むために、様々な努力をしなければならない。来年4月以降、たくさんの摩擦が出てくると思う」として、患者と企業、社会のさらなるコミュニケーションの必要性を訴えた。

(AbemaTV/AbemaPrimeより)  2017.05.09

 

障害者差別解消法施行から1年~社会のバリアは減ったのか? 誰が推進していくか?

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障害者差別解消法が施行されて一年が過ぎました。障害を理由に参加や利用を断るなど、差別することを禁止し、国や自治体に人手や環境を整備し、バリアを取り除くことを義務づけている法律です。一年経ってどこまで浸透してきているでしょうか。文京区を通して考えてみました。

まずは子育て支援についてです。

各自治体の保育園や幼稚園、一時預かりなどの条件には「集団保育が可能であること」と明記されていることが多々あり、この条件によって「障害がある子」は断られることがあります。つまりは、「集団保育が可能である」という条件は、障害を理由に利用の制限をしていることになります。

そもそも「集団保育」とは何か? 保育園や幼稚園等々で「集団で行われる保育」のことです。でも、障害のある子どもたちが通う療育・児童発達支援事業も基本は集団保育で、その中で、個々の障害の特性に応じた関わりを持っていくものであり、そのことは、幼稚園・保育園でも求められています。

「保育所保育指針」「幼稚園学習指導要領」いずれも、同年代の幼児との集団生活の場であり、そうした場での多様な体験を大切にし、保育所保育指針では「一人一人の子どもの活動を大切にしながら、子ども相互の関係づくりや集団活動を効果あるものにするように援助すること」と記されていますが、集団保育が可能な子どもであるという条件は一切つけていません。

「集団保育が可能である」という条件を子どもに課しているのは、裏返せば、何かしらの特別な対応が必要な障害のある子等は、人手不足等の課題から「障害のない子がほとんどの集団保育は利用しないでほしい」という意思表明だと言わざるを得ません。

課題は、子どもの側にあるのではなく「十分に養護の行き届いた環境の下に、くつろいだ雰囲気の中で子どもの様々な欲求を適切に満たし、生命の保持及び情緒の安定を図ること」といった保育所保育指針等の保育の目標に対して、予算をかけられないという、行政や園等の側に課題があるだけです。

障害者差別解消法は、「障害を理由に差別する」ことを禁止しています。「集団保育が可能なこと」という条件づけは明らかに「差別」だと思います。

文京区では障害者差別解消法を受けて、昨年度、保育園・幼稚園・一時預かり等々の子育て支援施策の利用条件から、「集団保育が可能であること」を外しました。法律にあった条件整備を進めていること、他の自治体でも是非取り組みが進むことを願っています。

しかし、そうした整備を誠実に進めようとする文京区ではありますが、残念ながら、すべての担当者が障害者差別解消法を理解しているとは言い難い点もあります。

例えば、文京区では老朽化した区立保育園を建て替えることになっています。

が、当初の設計案には身体障害者用の駐車場が整備されることになっていたにも関わらず、計画が進むにつれて、設計から駐車場は消えてしまいました。「そういうお子さんが来たら考える」とのことです。

しかし、障害者差別解消法が施行される以前から、障害者の自立及び社会参加の支援等のための施策を総合的かつ計画的に推進することを目的とする「障害者基本法」では、公共施設のバリアフリー化で「公共的施設について、障害者が円滑に利用できるような施設の構造及び設備の整備等の計画的推進を図らなければならない」とされています。つまり、園に障害のある子がいるかいないかで考えるのではなく、障害のある人の利用も前提にして設計しなくてはならないことであり、障害者用駐車場は当然、整備すべきです。

法律が求めていることを、公共施設の設計に落とし込んでいない現実には問題があると指摘せざるを得ません。

仮に、身体障害のある子どもの保護者や、身体障害がある保護者が園を見学に来た時に、駐車場が整備されていない現実に触れれば、「招かれざる利用者」なのだという思いから排除感や孤立感を持つことも十二分にあり得るでしょう。行政の責務として、入り口から「拒否」されているような感覚を絶対に持たせてはいけないと思います。

さらには、対象者が入園したために駐車場を途中から設置するとなれば、他の保護者からは「園庭が狭くなった」という声があがらないとも限りません。

あらゆる利用者を想定して、当初から公共施設を設計することを法律は求めています。

駐車場に限らず、建て替えに際しては、医療的ケア等を必要とするお子さんの保育に必要となる基礎的環境の整備をする必要があります。人工呼吸器等が必要なお子さんも見越した保育の環境整備です。

従来の保育園では基礎的環境整備が不十分で、医療的ケア等を必要とするお子さんの保育が難しくてできないこともあります。が、障害者差別解消法が施行されている今、建て替えた後の保育園ではそれを可能にするのが、建て替えに求められる視点です。

しかし残念なことに、この保育園の建て替え設計は、医療的ケアを必要とするお子さんを受け入れる環境整備ができておらず、このまま建設されれば、医療ケアを要するお子さんの入園希望があっても、環境を整備するには「過重な負担がかかる」という理由から拒むことになりかねない状況です。

さらには、医療的ケアを必要とするお子さんに限らず、衝動性が高いお子さんなど発達障害のある子ども等も見据えての設計をしなくてはなりませんが、そうした障害のある子ども達を想定していませんでした。結果、障害のある子どもを含むすべての子ども達の「様々な欲求を適切に満たす」には死角が大変多く、主体的に子どもが伸びやかに遊び育つ環境、さらには、安全確保においても懸念が残る設計になっています。
障害者差別解消法が、現場に浸透していない現状の表れだと思います。

入園を希望する医療的ケア等を必要とするお子さんを、受け入れる環境が整備できていない等の理由から拒むことになれば、障害者差別解消法で規定される「差別」にあたります。

現状のこのような保育園の建て替えは、障害を理由に拒むことになりかねない設計が進んでいることになり、大きな問題です。

いっぽうで、保育施設以外の公共施設についても問題が散見されます。現段階で改修が実施されている区立体育館は、車いす利用の人達からは、雨の日にびしょ濡れになってしまうので、駐車場や入口までの通路に屋根をつけてほしいとの要望があるにも関わらず、「つけない」方針です。東京オリンピック・パラリンピックに力を入れている一方、障害のある人たち誰もが利用しやすい公共施設にしようという視点が欠けたままです。

みなさんのお住いの自治体ではどうでしょうか。公共施設の改修や建替えに障害者差別解消法が活きていますか?

文京区では、公立保育園の建替え以外にも、区立認定こども園・小学校を一体的にした建てなおしの施設設計も進められていますが、障害者差別解消法を理解し、設計に落とし込んでいるか、注視していかなければならないと思っています。

障害者差別解消法は、障害のある人にとっての、社会の中にあるバリアを取り除き、他者との平等を確保することを、求めているものです。大切なことです。

しかし、行政がバリアを取り除いたつもりでも、当事者にとってはバリアがなくなっていないことがあります。4月25日に開催された文京区議会建設委員会で、藤原美佐子議員の質疑で明らかになったこともそのひとつです。

3月にリニューアルオープンした肥後細川庭園の「誰でもトイレ」は、車いすの方が利用するには狭すぎて使いづらく、安心・安全な利用が難しいという指摘でした。なぜ、当事者の視点を欠いた設計がなされてしまったのか、検証が不可欠です。

せっかく新しく作ったトイレであっても、机上の設計の域を出ず、結果としてバリアを残してしまっている。実にもったいない仕事です。

障害者差別解消法は、国や自治体に義務を課すだけでなく会社やお店にも、障害のある人に対して合理的な配慮に努めることを求めています。その中には、ボランティア活動をする団体も含まれています。

行政としては、団体への補助金支給の要件のひとつとして、障害者差別解消法に基づいて障害のある人も参加できるように工夫していることを付け加えて欲しいと思います。同時に、団体が合理的配慮を行いやすくするための補助金を加算することも重要です。これらは、広く区民に対して、障害者差別解消法の理解促進にもつながる手立てになると考えます。

障害の有無に関わらず、だれもが「その人らしさを認めあいながら共に生きる社会」の実現に向けて制定された障害者差別解消法。ここからどう育てていくか。今、見えている課題をどう解決していくか。

これは、障害当事者や関係者だけの問題ではなく、社会を構成しているすべての人に問いかけられている課題だと思えてなりません。人は誰でも何かしらの「生きづらさ」を抱えています。その「生きづらさ」は、その人本人の「悩み」や「困りごと」ではあっても、立ちはだかるバリアは社会の側に存在していると言えます。

そうした社会のバリアを低くし、取り除いていくことは、実は、すべての人にとっても「誰も排除されることのない」「生きやすい」社会の実現につながると信じています。

ぜひ、みなさんも共に考え、まずはバリアを無くすことを義務付けられている自治体の施策をチェックしていただければ、と願っています。

(参考)【全体】障害者差別解消法リーフレットわかりやすい版(PDF)

2017年05月10日    ハフィントンポスト


当たり前の夢を実現 重度障害、見守りに支えられ

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 午前2時過ぎ、ベッドに横たわる迫田博さん(40)は、天井に向け右手人さし指を立てて見せた。脳性まひで、言葉を発することができない迫田さんがトイレに行きたいという意思表示だ。指が1本ならおしっこ、2本ならうんち。夜中に3回程度訴え、その都度ヘルパーが介助をする。時には間に合わず、漏らしてしまうこともある。ヘルパーは迫田さんのサインを見逃さないよう、寝ずに見守る。

  神戸市長田区の「Re-Smile」(リ・スマイル)。全国的にも珍しい、重度身体障害者も入居できるシェアハウスだ。4階建て建物の個室で迫田さんを含め男女9人が1人暮らしをする。9人の障害支援区分は5~6で、迫田さんは最も重い6。重度の障害者も当たり前に地域で暮らす。ここは彼らの夢を実現する場だ。

 生活を支えるヘルパーは、障害者総合支援法に基づき、重度の障害がある人に生活全般の介護を提供する「重度訪問介護」を利用して、派遣される。ただ、支給時間数は自治体の裁量に任されている。迫田さんは24時間ヘルパーを付けてほしいと求めるが、神戸市は1日最大15時間しか認めていない。深夜帯は「生命にかかわる危険性がない」として、8時間のうち5時間はヘルパーが付かない空白時間帯も生じている。

 しかし実際には、頻繁にトイレを訴える迫田さんに対し、ヘルパーは空白時間帯も部屋を離れることなく、ボランティアとして見守り続けている。「迫田さんの尊厳を守らなければならない」。シェアハウスを運営し、迫田さんらを支援するNPO法人「ウィズアス」職員の村上真一郎さん(39)は説明する。

 トイレだけではない。就寝中、頭がベッドから落ちることもあり注意が必要だ。体調が急変する恐れもある。

 昨年5月20日午後11時ごろ。迫田さんは突然、原因不明の激しいけいれん発作に見舞われた。全身が硬直し、皮膚が青紫色になるチアノーゼの症状も出ている。ヘルパーはすぐに救急車を呼び、心臓マッサージを施し続けた。迫田さんは中央区の中央市民病院に緊急搬送された。

 西区の実家にも連絡が入った。父光弘さん(72)と母歌子さん(69)は病院に急いだ。道すがら、光弘さんの脳裏に30年以上にわたる介護の日々が駆け巡った。

   ×  ×

 博は家族で出かけるのを喜んだ。シェアハウスで暮らすまで、博の世話を一手に引き受けていた歌子がくも膜下出血で倒れた時は、途方に暮れたが娘たちが助けてくれた……。

 ふと思った。<これでみんな楽になれる>

 「親亡き後」どうするか、結論が出ないまま歳月が流れたが、もう案ずる必要もない。すべてが終わるのだ。

 覚悟をして病室に入ると、元気な息子がいた。処置が早く、回復したのだ。ヘルパーが見守っていたからこそ、救われた命だった。

 <お前は懸命に生きようとしとるのに、わしはとんでもないことを考えてしまった。すまん、博>。父は心の中でわびた。息子は屈託のない笑顔を見せる。この子はやはり、かけがえのない子だ。光弘さんの目から涙がとめどなく流れ落ちた。

   ■  ■

 「共生社会」の実現が今、求められている。私たちは何をしたらいいのか。閉ざしていた心の扉を開くと、隣に自分とは異なる個性を持つ人の存在に気づく。まず彼らを知ることから始めたい。第1部は「地域で暮らす」ことについて考える。

脳性まひの迫田博さん(中央)は、父光弘さん(左)と母歌子さん(右)から離れ、シェアハウスで1人暮らしを続けている

毎日新聞   2017年5月15日

手話への理解深め、釧路市言語条例制定記念

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  「手話に触れる」と「手話を広める」をテーマに、今年4月1日に施行した「釧路市手話言語条例」の制定記念イベントが14日、釧路プリンスホテルで開かれた。釧路市と釧路聴力障害者協会が主催したこのイベントでは、記念講演と手話によってコミュニケーションが深まることを体験するプログラムが行われ、会場いっぱいに参加者が両手を高く掲げて表現する生き生きとした手話による拍手が広がった。


2017年05月15日  釧路新聞

岩手国体経費232億円 既存施設を生かし節減

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 昨年行われた岩手国体の冬季大会(1、2月)、本大会(9、10月)、全国障害者スポーツ大会(10月)を合わせた「完全国体」の開催経費(2007~16年度、16年度は決算見込み)は総額約232億1400万円だったことが県と33市町村への取材で分かった。本大会では、市町村分を除く経費が109億1700万円で、先催県と比べ節減。東日本大震災からの復興の最中、1999年岩手インターハイに整備した既存施設を生かし低コスト国体を実現した。

 本大会は総額約205億1400万円、冬季大会は約12億円、大半を県費と国庫補助で賄う全国障害者スポーツ大会は約15億円。

 本大会経費をみると、33市町村の負担は約95億9700万円で、県負担の約98億300万円とほぼ同額だった。支出の内訳は、運営費が約103億6800万円(うち市町村分43億1800万円)、施設整備費が約76億2900万円(同52億7900万円)、賛助金を除き県が全額負担する競技力向上費は約25億1700万円。使用した県営施設が少数だったことから、施設整備費は市町村負担が約69%を占めた。

 

(2017/05/14)  47NEWS

新しい放送局が見つからず…ディズニー「ガール・ミーツ・ワールド」終了

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 米テレビドラマ「ガール・ミーツ・ワールド」が新しい放送局を見つけられず、第3シーズンで終了することになったとクリエイターがツイートした。

 同ドラマは7シーズン続いた「ボーイ・ミーツ・ワールド」のスピンオフドラマ。今年1月に米ディズニー・チャンネルが第4シーズンの製作をしないことを決めたため、クリエイターのマイケル・ジェイコブスはほかの放送局での生き残りを模索し、ファンもNetflixやHuluなどに引き継ぎを要望していたという。

 「番組のための新しい場所を見つけることができなかった。申し訳ない。僕らは全身全霊で番組を作ってきた。みんなが何かを考え、感じることができた作品だったことを願っている。また会う日まで。ありがとう」とマイケルはツイートしている。

 米で1月に放送された第3シーズンの最終エピソードは、「ボーイ・ミーツ・ワールド」のキャストも大勢ゲスト出演した豪華なものとなっており、シリーズフィナーレにふさわしいエピソードだったようだ。

2017年5月14日   シネマトゥデイ

働き方改革注視の投資信託 変化対応企業の業績に期待

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 女性の活躍を促すなど「働き方改革」に積極的な企業の株式を購入して資金を運用する投資信託(ファンド)が登場している。働き方改革に熱心な企業は社会の変化に対応し、業績が向上して株価も上昇するとの期待があるからだ。ファンドを通じて、改革企業を後押しすることにつながる可能性もある。

 ◆「なでしこ銘柄」

 働き方改革は、政府が掲げる労働政策の見直しの総称で、多様なライフスタイルと仕事を両立させる社会の実現を目指すもの。

 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが平成28年10月に発売したファンド「好循環社会促進日本株ファンド みんなのチカラ」は、経済産業省と東京証券取引所が女性活躍を推進している企業として選定している「なでしこ銘柄」を盛り込む。

 このほか従業員の健康増進に注力する企業、外国人や障害者の採用に熱心な企業などが投資対象だ。安定性や成長性などについての独自調査も加味し約40社に投資している。

 運用担当者は「社会の課題に対応できる企業に投資し、長期的な運用成果を狙っている。投資家には長い期間、保有してもらいたい」と話す。ネット証券などで販売している。

 ◆訪問でヒアリング

 明治安田アセットマネジメントが27年7月に発売した「女性活躍推進ファンド」は、なでしこ銘柄に加え独自基準で選んだ企業を組み合わせて財務内容も分析、投資対象を決めている。

 アナリストが調査のため企業を訪問した際には、人事担当者らから女性の登用や働きやすい環境づくりなどをヒアリングする。投資対象は約70社。ネット証券3社で販売している。

 大和証券投資信託委託は27年3月に「女性活躍応援ファンド 椿」を発売。企業を分析するアナリストが(1)女性が働きやすい環境を整備している(2)女性の利用が多いサービスや商品を提供している-といった基準で企業を選定する。

 「東証1部、2部だけでなくマザーズなど新興市場も含めて幅広い企業に投資しているのが特徴」と運用担当者は話す。

 約80社に投資、発売以来の運用成績は東証株価指数(TOPIX)を大きく上回っているという。今年4月時点で、地方銀行や地方の信用金庫を中心に23の金融機関で販売している。

 ■地域貢献の地銀に重点投資 金融庁、GPIFと協議

 金融庁が、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)と、地元企業の成長に貢献する地方銀行に対し重点投資する仕組みづくりに向け、協議を始めている。GPIFによる長期投資を通じ、地域経済の活性化に取り組む地銀を後押しすることを目指す。協議では、GPIFが上場する地銀の株式を運用する際、環境や社会、企業統治といった要素を反映した指数を活用できるかどうかを検討している。地域経済への波及効果の大きい上場地銀に対し、新たな切り口で投資判断するのが狙いだ。

 一部の地銀は、アパートローンやカードローンなど地元企業の成長や資産形成につながらない事業を急拡大している。GPIFが今年夏にも採用する指数に地域経済への貢献が反映されれば、こうした事業で短期的な収益を伸ばしたとしても投資対象にならなくなる。逆に、地域の創業支援や事業再生を通じて、地元企業の売り上げ拡大に貢献している地銀は、投資を受けやすくなる。

2017.5.15    産経ニュース

レインボーマーク

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 「多くの人にとって普通にやれることが普通にやれないということなんです」。女性の体を持ち、心の性は男性だという遠藤まめたさん(30)は、各地に増えつつある「だれでもトイレ」に違和感を持っている。

 入り口には女性、男性、障害者、高齢者に加えて、「レインボー」の色付けをした人のマークが表示されている。「多様な性」、セクシュアル・マイノリティーの象徴である。

 男女共用トイレなのに虹色マークを強調する必要はあるのだろうか。男女別トイレに入っても気にならないが、虹色マーク付きのトイレに入ると、自身がマイノリティーであることをことさらに意識させられるようで使いづらい。「ただ、しれっと用を足したいだけなんですけど…」と遠藤さんは戸惑う。

 マイノリティーのためによかれと配慮したことが当事者を困らせている。気づかない間にその人を傷つけていることもある。私自身も学生時代に苦い思い出がある。

 部活が一緒だった友達は制服のスカートの下にいつも体操着のズボンをはいていた。「脱ぎなさい」と教師に叱られてもやめない。変化していく体を隠すように胸には布を巻きつけていた。友達は苦しかったのだと今なら思える。異性だけが恋愛対象ではないこと。心の性のこと。性のありようは人の数だけあることをもっと早くから知っていたら、どんなによかったか。 

2017年5月15日   東京新聞

指先使い囲碁楽しむ 大船渡で全国・台湾盲学校大会

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 視覚障害者用の碁盤「アイゴ」を使って対局を行う第1回全国・台湾盲学校囲碁大会(実行委など主催)は14日、大船渡市盛町のリアスホールで開かれた。名勝・碁石海岸にちなみ同市が力を入れる囲碁によるまちおこしの一環。東京、岐阜、奈良と台湾の4校から参加した8人が熱戦を繰り広げた。

  開会式で全盲の棋士でもある柿島(かきじま)光晴(みつはる)実行委員長(東京都町田市)は「大会が今後も続き大船渡が囲碁の聖地として認知されてほしい。障害者『だから』ではなく『だからこそ』できる大会や震災復興をしていきたい」とあいさつ。筑波大付属視覚特別支援学校中学部1年の吉光(よしみつ)駿(しゅん)さんが選手宣誓した。

 8人は指先で碁石の表面に触れ、感触を確かめながら総当たりで対局。優勝した奈良県立盲学校高等部2年の仲川康司さんは「優勝できるとは思わなくて驚いた」と喜び「さまざまな年代の人と囲碁を通じてなら話せる」と囲碁人口の増加を願った。吉光さんは「囲碁はいろいろな人とつながれるところが好きだ。囲碁を将来に役立てられたらうれしい」と語った。

 

【写真=指先で碁石の感触を確かめながら対局を楽しむ盲学校の生徒たち】

 (2017/05/15)   岩手日報


分断社会傾向強まると警鐘 相模原殺傷事件考える会

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 相模原市の障害者施設で昨年7月に起きた殺傷事件の教訓を考える研修会が14日、鳥取市内で開かれた。鳥取大地域学部の小林勝年教授が障害者との共生について問題提起し、立場の異なる者同士が対話できない分断社会の傾向が強まりつつあると警鐘を鳴らした。

  醇風地区障害者福祉協会(中川康恵代表)が企画し、地域住民や大学関係者ら約40人が参加した。小林教授は、再発防止の観点から福祉施設での防犯カメラ設置など警備面の議論が先行する点を疑問視。「施設を公開し、声掛けなど地域で守りを高めていくのが最大の防犯になる」と呼び掛けた。

 殺傷事件の容疑者が重度障害者の安楽死を容認する考えを持っていたことに対し、インターネット上で同調する意見の書き込みが相次いだことを問題視。「能力が劣った者を次々と排除する考えでは、最後に残った人まで排除することにつながる」と訴えた。

2017年5月15日     日本海新聞

分断社会傾向強まると警鐘 相模原殺傷事件考える会

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 相模原市の障害者施設で昨年7月に起きた殺傷事件の教訓を考える研修会が14日、鳥取市内で開かれた。鳥取大地域学部の小林勝年教授が障害者との共生について問題提起し、立場の異なる者同士が対話できない分断社会の傾向が強まりつつあると警鐘を鳴らした。

  醇風地区障害者福祉協会(中川康恵代表)が企画し、地域住民や大学関係者ら約40人が参加した。小林教授は、再発防止の観点から福祉施設での防犯カメラ設置など警備面の議論が先行する点を疑問視。「施設を公開し、声掛けなど地域で守りを高めていくのが最大の防犯になる」と呼び掛けた。

 殺傷事件の容疑者が重度障害者の安楽死を容認する考えを持っていたことに対し、インターネット上で同調する意見の書き込みが相次いだことを問題視。「能力が劣った者を次々と排除する考えでは、最後に残った人まで排除することにつながる」と訴えた。

2017年5月15日     日本海新聞

社会システムをITで置き換えれば、多様な価値観が共存しやすく

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 ICTを平和目的に積極的に活用しようという動き「PeaceTech」。その推進者の1人である金野索一氏が、PeaceTechのキーパーソンに会い、その取り組みや思いを語ってもらう。(菊池 隆裕=日経BPイノベーションICT研究所)

 PeaceTechを体現している日本人経営者、3人目のゲストは河崎純真氏だ。13歳でプログラミングに目覚めて、15歳からエンジニアとして働き始め、いくつものITベンチャーで事業の立ち上げを経験。いつしかそうした場に飽き、50年続けられる仕事を模索した。そこで生まれたプロジェクトが「ギフテッド・エージェント」だった。

発達障害の人たちに高度なプログラミング技術を教える学校

 東京・渋谷駅のほど近くに、その学校はある。ありふれたオフィスビル。その一角にあるドアを開けると、大きな畳の間が広がる。そして、ちゃぶ台のようなテーブルとクッションがいくつもある。窓際にはずらりと机が並んでいて、その上にはパソコンが置かれている。

 ここは2014年に河崎純真氏が趣味で始めたという教育機関だ。シェアハウスで週末だけメンバーが集まる。当初はそんな体裁でやってきたが、「本格的に学校を始めてみよう」と思ったのが2016年だった。

 この学校では、3DやVR(仮想現実感)、AR(拡張現実感)、あるいはデータサイエンスなど、ハイレベルなプログラミング技術を教えている。さらに、そこで育った優秀な人材をIT企業に紹介している。

 この場所には学力の高い生徒が集結している。たとえばIQ(知能指数)150の東京大学現役学生、TOEIC990点の慶應義塾大学卒業生、某教育系ベンチャーで働く早稲田大学卒業生などだ。実は彼ら彼女らは皆、発達障害だ。発達障害とは、ADHD(注意欠陥多動性障害)、ASD(自閉症スペクトラム障害)、LD(学習障害)の総称である。

 河崎氏にとっての原点は、母親だった。母親は、優秀なアニメーターであり、イラストレーターであり、有名な作品にも数多く携わったのだが、高機能自閉症という発達障害を患っている。

 「絵を描くことはものすごく得意だったわけですが、それ以外は全くダメでした。近所付き合いもできないし、家事もできない。そして人によくだまされる。それで一時期うちには多額の借金ができてしまったのです」(河崎氏、以下同じ)

 河崎氏はその原因を、優秀な障害者が社会の枠組みとマッチしないからだと考えた。

 そうした課題を解決するための学校が、ギフテッド・エージェントが運営するギフテッド・アカデミーだ。大人の発達障害者に特化した教育機関で、ミッションは「偏り(才能)を活かせる社会を創ること」である。

日本海新聞

真のバリアフリーはリングの上にある 燃える障害者プロレス

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 障害者がリングに上がる「障害者プロレス」の大会が4月22日、大阪市生野区であり、200人を超す観客が肉弾戦に沸いた。主催者は呼びかける。「真のバリアフリーはリングの上にある」と。

  福岡市の障害者プロレス団体「FORCE(フォース)」が主催。障害者同士が対戦し、一方が体の特定部位に障害がある場合は、相手も同じ部位を固定するのがルールだ。この日は初の大阪大会で、他団体の選手も含め脳性まひや知的障害、視覚障害などがある12人が出場した。

 車椅子で会場内を移動し、介助を受けながらリングに上がる選手も、試合が始まれば身一つで戦う。四肢まひのハンマーシャーク芹田選手が、手足が不自由な愛人(ラマン)選手に、はいつくばりながら何度も頭突きを浴びせる。芹田選手は「障害者なのにとか、自分でもできるとかお客さんに思わせたら負け。全力でやれば伝わるものがある」。

 福祉用具販売会社に勤める東野公亮さん(36)=大阪市平野区=は彼らを熱く応援し、大会実行委員長も務めた。大学生の時に初めて観戦し、殴り合い流血までする姿と闘志に衝撃を受け、「平等とは何か考えるようになった」と言う。興行を手伝ううちに大阪でも開催したいと思うようになり、FORCE代表の永野明さん(41)に相談して実現した。

 大阪では障害者が参加するプロレスの興行はほとんどなく、団体もない。初めて観戦したという同市東住吉区の福永一洋さん(27)は「想像以上におもしろかった。また行きたい」と話した。「実際に試合を見れば、選手になりたいという人もファンもきっと生まれるはず」と東野さんは期待を込める。

毎日新聞       2017年5月14日

障害者アート、常設展示の場を 京都のNPOが基金募る

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 障害者の芸術活動を支援する京都市東山区のNPO法人「障碍(しょうがい)者芸術推進研究機構」(天才アートKYOTO)が、利用者の作品を展示する拠点を設けるための基金を設立した。現在は制作拠点のみが整備されているが、5年後をめどに常設展示ができる場所の整備を目指すという。

 天才アートKYOTOは、京都市内の特別支援学校で校長などを務めた重光豊さん(68)らが中心となって2010年に設立した。障害のある人たちが持つ芸術的な才能を生かすため制作に集中できる環境を整えようと、東山区の旧新道小内にアトリエを開設、運営している。

 現在は審査を経て登録した37人がアトリエを利用し、絵画や立体造形などそれぞれの得意分野を生かした作品を制作している。年数回の展示会に出品するほか、作品をデザインに活用したカードやファイルなどの商品もあり、活躍の場が広がりつつあるという。

 ただ、展示会の終了後も鑑賞できる場所を尋ねられることが多いほか、現在はインターネットでのみ販売している商品を実際に手に取りたいという要望も寄せられている。そこで、市内中心部に自前のギャラリー開設を目指すことにし、基金を設立した。

 寄付は一口千円からで、3万円以上の寄付をした人には作品の複製画を贈る。申し込みは「天才アートKYOTO」のホームページから。

アトリエでの制作に没頭する利用者。常設展示できる場を設けることで、作品の魅力を幅広く伝えたいという(京都市東山区)   

2017年05月15日    京都新聞

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