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障害者の就職橋渡し、順調 福知山市「チャレンジ制度」

 精神や知的障害のある人を臨時職員(非常勤職員)として採用し、一般企業への就職につなげる福知山市の「チャレンジ雇用制度」が好調だ。昨年7月から始め、これまでに採用した7人のうち3人が市内で就職を果たした。健常者と同じ職場でコミュニケーションや仕事の流れに慣れながら、働くことに自信をつけている。

 同制度は厚生労働省が進める事業の一環で、福知山市は府北部で初めて導入。現在は市内の30〜40代の男女3人が1日5時間半、月16日間勤務する。

 業務は市職員課が各課から募り、庁内資料の印刷や庁舎の窓ふきのほか、福知山城の石垣の草抜きなど観光客を迎える裏方の作業もこなしている。指導する職員は「初めての業務にも前向きに取り組み、正確にやり遂げている」と言う。

 就職は各自がハローワークの求人に応募する。これまでに40歳の女性がスポーツ用品店、23歳の男性も食品製造会社に就職。53歳の男性は昨年11月に工場で実習したものの不採用となったが、2月に別のガソリンスタンドに採用された。

 ハローワーク福知山は「短期間で3人も民間企業に就職できたのは大きな成果」と評価する。細かな作業が得意という大江真由美さん(30)は「できなかった仕事ができるようになった時、充実感がある。力をつけて早く一般企業に就職したい」と意気込んでいる。

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古切手を回収する臨時職員たち。一般企業への就職を目指して市役所の仕事に励んでいる(福知山市役所)

京都新聞-【 2013年03月19日 09時30分 】

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