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南房総の障害者施設入所者虐待:元理事長「社会経験不足」 検察側、公判で指摘 /千葉

 南房総市の精神障害者施設「ふるさとホーム白浜」の入所者虐待事件で、傷害と暴行の罪に問われた社会福祉法人「愛と光の会」(東京都)の元理事長、山下洋子(ひろこ)被告(71)の第2回公判が18日、千葉地裁木更津支部(下嶋崇裁判官)で開かれた。検察側は、山下被告が捜査段階で「(自分に)会社勤めの経験がなく、逮捕されるまで指示される側の立場を考えられなかった」などと述べ、入所者や職員への暴行の遠因として自身の社会経験の不足を挙げていたことを明らかにした。

 山下被告は初公判で元入所者の女性(50)に対する傷害罪について「起訴内容にある暴行は記憶にない」などと無罪を主張したが、それ以前から暴行していたことは認めた。

 検察側はこの日の法廷で、山下被告が「(元入所者の女性は)家族のように思っていた人だったが、(指導しても)反省の態度が見えない時はイライラしてたたいたこともあった」「今は、家族と思っている入所者や職員のことが気がかり」などと話していたことを明らかにした。

毎日新聞 2013年03月19日 地方版

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