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Channel: ゴエモンのつぶやき
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障害者、休耕地で農業 京丹波の事業所・農家指導受け

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 京都府京丹波町升谷の障害者就労支援施設「むらいちば和知」を運営する事業所「和知のちから」が、同町大倉の休耕農地を使って野菜を栽培している。このほど地元区や府、町と「京都モデルファーム協定」を締結。障害者の働く場を生み出しながら、農地の保全にも貢献している。

 「むらいちば和知」は、2011年11月にオープンし、知的、身体、精神の障害者らが勤務してそばや菓子を販売している。仕事の幅を広げるため、昨夏から地域の畑を借りて大根などを育てた。地域との連携をより深めようと、3月に府の仲介でモデムファーム協定を結び、地元から農業指導を受けることにした。

 現在、協定対象外の農地も含めて休耕農地約50アールを耕している。従業員は約20人。トマトやキュウリ、ナスのほか、万願寺トウガラシなどの京野菜も栽培する。指導する地元農家の桑木康雄さん(71)は、「この辺りは高齢者が多い。若い人が元気いっぱいに畑仕事をしてくれてうれしい」と喜ぶ。

 収穫した農作物は、「むらいちば和知」で販売したり、自社で製造する菓子の材料に使う。石井雄一郎社長は「農業は達成感があり、障害者にも適した仕事。今後も耕作地を増やしていきたい」と意気込む。


タマネギ畑の世話に励む「和知のちから」の従業員(京丹波町大倉)

【京都新聞】 【 2013年04月26日 09時08分 】

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